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遺書日誌  作者: あやと
84/218

親愛なる空想へ

ー

ー

ああ君よ

早く迎えに来てくれ

言葉だけ風に舞っていいから

抑え込んだ衝動を解き放って

どうかこの死を遠ざけてくれ

痛みがない恐怖を

溶けていく意識を

風前の灯火を

どうか両手をかざして

揺れる炎を見届けてくれ

異常を愛した日々を

能力に取り憑かれた僕を

誰一人許す事ができない僕を

どうか安らかな夢を見させてくれ

助けての声をどこかに埋めて

どうかこの場所で抱えた

残した音を消さないで

愛を捨てて僕を壊して

この自我という地獄から解放して

肉体に死臭を与えて

どうか早く迎えに来てくれ

ああ君よ

存在しない君よ

何処にもいない君よ

早く僕を迎えに来てくれ

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