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遺書日誌  作者: あやと
82/218

翼を吐き出した

ー

ー

もう抑え込めない

静かに消えかけながら

確かに燃えていた心

だって叫び出しそうなのはずっと

きっと僕がどこにいたって一緒

剥がれ落ちてしまっても

見えなくなってしまっても

ずっとここにあるじゃないか

泣きたいけど泣けないだけ

笑うしかないくらいぐちゃぐちゃになった

僕の意志に反して体は求める

だって本当の僕はそこにいるから

途轍もなく美しい景色

凍てつくように酷く魅力的な暗がり

闇の奥深くで息を吸い込む事が

どんな快楽よりも気分が良くて

切り付ける希望より優しかった

だけどもう空が灰になっている

焼け爛れて傷だらけで苦しい

崩れ落ちてくるのを止めるのではなく

ここでそれを見つめ続けて

ああ僕は壊れたから

もう何処へだって行けるさ

痛みも価値観も孤独の中で育てた全ては

きっと僕以外誰も手に入れる事ができない

悍ましい程にグロテスクな愛さ

火の雨が降って喉を焼いた

このドロドロとした感情は僕だ


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