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遺書日誌  作者: あやと
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吸い込んだ

僕はとても弱い

心も生もきっと時に流されてしまう

儚いと言えば心地よいけれど

これはただ壊れやすいだけの透明だ

揺らぎやすい無を知っているのは

私だけ

ここに生きる私だけ

吹く風も咲いた血も忘れる

私はここにいる

ここで死んでいる

僕が壊した全てを飲み込んで

傷だらけになった無色

粉々に砕いた硝子に埋め尽くされた

空という名の私の世界

誰もいない、何もない空洞に満ちる

それが生きている

決して途切れることはないけど

また、吐き出す

なぜ弱い

なぜここまで何もできない

何もない

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