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もう
」
ー
限りはない
本当は海の底なんてないから
静かで痛くも優しくもない場所には
ここに座り込んで、
もうと泡ぶくを吐きながら俯く先には
沈みたい夢は広がっていない
楽しくも苦しくもない
何もない場所はここだから
何もない場所なんてないんだ
光が届かない闇に染まらない0は
きっと生死でどうこうなるものじゃない
私は、もうと浮かび上がる透明な光に
歪みながら水面に揺蕩う色彩に
差し込む灯りに
背を向け続けている
それが刺さる
声を、声を溢したのに
何も見えないように食むのに
感情はどんどん僕を飲み込んで
静かな空間をそのままに遠ざかる
浮力のままに絡まる意思が
足元に影を作り、教える
僕がいると教える
僕は、砂と指の間を握りしめて
死んでよ私と目を閉じる
世界から隔離する
離れて、離れて、剥がして、抱きしめて
ああ、だから柔らかいこの声は
透明で空っぽなのね
そして何処かへ浮かび上がってしまうのね
私はまだ沈み続けるのね
辿り着けないところへ、永遠に
もうはいつも何を含んでいるの
放棄しない
ただ傍観していた意識さえ
壊れていくから
放棄しているのかもしれない
もう、空っぽに満たされて
言葉が溢れない
色素を持たない空洞に
反射しているだけ
とても鮮やか
美しいと思う
思うよ




