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遺書日誌  作者: あやと
45/218

タフハート

ー

ー

叫びたい時には叫べない理由があって

理由が消えた頃には

叫びたいのに叫べなくなってた

壊れそうに震えていた心が見えなくなって

止まるすべを忘れてしまったんだ

これでよかったんだろうな


壊れてしまったエゴを拾い集めたら

また壊れてしまうかもしれない

粉々に砕けた今に慣れて

不自由な素の形を忘れて

ここを壊す気力がなくて

でも壊さなきゃいけないって

怖くて怖くて仕方ないや


だけど明日はずっと付き纏うし

それが当たり前でないというなら

否定したっていいじゃないか

ちゃんと平等に不平等な今だから

不平等に平等な未来なんか描くのさ

遺書なんていくら書いたって

それはただの紙切れで

決意も未練も愛情も何一つ残せないから

また理由ばかりが消えていく

辛いなんて撒き散らしたら

後悔と希望が生まれるだけで

僕がどんどん死んでいく

死んでいくんだ


死にたくないのに

首に手をかけることしか出来ず

気絶して目醒めて気絶してを

繰り返す毎日

僕を繋ぎ止めていた記憶も掠れ

楽しい日々はおとぎ話の中

夢も希望も苦しみごと捨てたのに

また触れないといけないの?

その時僕はどうすればいいか

それくらい遠い場所に行ってしまった

助けて 助けて って

もう手に負えないんだ

人生が生きている証明なら

殺し続ける僕の過去と今はなに?

助けてなんてもう零さないから

怖いなんてもう言わないから

死にたいなんて殺さないから

幸福はいらないから

この地獄から救い出して

未来なんて望まない

もう分からないよ なにもかも


歪な愛だって受け入れるから

以外とタフなんだよ僕

だからさ ねえ 抱きしめて

ー

ー

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