眠りについて〜加虐の芽〜
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被害者ぶっている君は
自分が加害者だなんて夢にも思わない
「そういうところが嫌いだ」
なんて言われても
偽善に侵食された世界で
僕は僕を守るために生きている
「悩み事は溜め込まないで」
笑顔の裏を知っていても
君を溜め込んでいるなんて言えない
全てが耳障りで、何も見たくなくて
息ができなくて、胃酸が込み上げてくる。
苦しいと、辛いと、死にたいと言えない。
嫌とも、疲れたとも、悲しいとも言えない。
熱いとも、寒いとも、何も言えない。
脳が脈打つように痛み、耳まで響く。
ここに居たくなくて、消えてしまいたくて
でも死ぬ事はできなくて
私は目を閉じて
永遠の眠りにつこうとしたんだ
遠くで知っている声が騒いでいた
背中に温かい掌を感じた
ただそれでも拭いとれない絶望と不快感
心に染み付いた劣等感
全てが煩い 温もりも欲しくない
だって、私が悪いみたいじゃないか
心の中だけは自分を悪にしないようもがく
だけどどうしようもなく悪な自分がいる
だから消し去りたいんだ
誰も私に話しかけないで
誰も私を見ないで
そんな目で見ないで
嫌いにならないで
私の中に入ってこないで
眠りについて
浮遊する意識を抑えつけて
眠りについて
手足の感覚をないものとして
眠りについて
声も光も振動も全て考えてはいけない
眠りについて
流れなくなった涙を出してみようとした
眠りについて
だけどやはり出なくなっていて
眠りについて
早く体よ死に腐れと
眠りについて
心の中だけで喚くのさ
眠りについて
だけど意識を捕まえられなくなって
眠りについて
やがて光を意識してしまって
眠りについて
手足が繋がっていたと気づいて
眠りについて
ああ、また死ねなかったのかと
眠りについて
悔しくて惨めで、涙が出たんだ
眠りについて
早く私を殺してくれ
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