番外SS:テルクの豚バラ?
※番外SSは「どうせ本編で使うと尺的にノイズにしかならんわボケ」と独断で切って捨てたキャラクターや世界設定掘り下げ回になります。
「そんなことより第二部巻いてけ」って方には、読み飛ばしが推奨です。
二号機を覚醒させるも暴走状態に陥った珊瑚少年。色々あって軟禁ののち、気を遣った枸櫞が訪ねてきた。
「どうすれば、みっちゃんみたく強くなれるかな?」
「さぁ、僕だって同じだよ。鮫人の操縦なんて、体感的な部分で処理してるところが大きいし」
「あれかな、ネーレイスのお肉、食べるのやってみるとか。
二号機の口は開かなかったけど、加工して直に食べてみようか」
「本気かい?」
「試す価値はあるかなって。毒を以て毒を制する理論で、二号機の暴走をワンチャン抑えられるかもしれない」
「真剣なのは分かるけど。
どうなるかわかんないんだぞ、古来から人魚の肉喰ってろくなことになった話聞かないが」
「人魚の肉、言い得て妙だけど『不老不死』ってそう悪いこと?
野心的な研鑽家なら、寿命に飽く暇もなく、新しいことに挑戦しつづけると想うけど。ほら、昔から大○丸的なのは柱○細胞使ってかその後も余生エンジョイしてるやん。
それに僕も食べればみっちゃんとずっと一緒にいられる……かも」
枸櫞は彼からの熱っぽい視線を敢えてスルーすることにしたが、話自体は興味深いものだった。
「一理はありそうだな。
最近の少年漫画でも似たような話で盛り上がった界隈あったかな……長寿と言えば、不死鳥の血なんかもまことしやかに言われるが、実際にそれを口にしたやつは最後らへん肉体溶けだしてほぼ因果的な概念と化するのが某漫画家の大河的世界観だったりするし、死ぬに死ねないのはそれで面倒くさかろうけどなぁ」
「みっちゃんさ、非オタ自称してるけどわりとウソだよね。
ところどころヘンにマニアックなネタが溢れてるし……まぁ僕もわりかし知ってるネタじゃあるけどさ」
「手○治虫先生の火○鳥は一般教養枠では?」
前いた高校には図書室にマンガの神様なら主要なのは大体置いてあったし、わりとみんな読んでたが。
「この前の海猪、解体してバラ肉とかできんかな?」
「当たり前のようにネーレイスを豚肉感覚で語るのな」
「或いはドイツ人に倣ってムダなく調理するんだよ」
「腸洗浄してソーセージ理論!!?」
結局はそれを捌く具体的な手段やら、海猪の肉がもうないからして、机上の論に終わるのだった――。
海猪の話書いてるときは、死ぬ前に自分で猪肉とかのウィンナーっていつか食べれるんだろうかと、ぼんやり考えてましたね……。




