:登場人物紹介 vol.1.1
・天充枸櫞
我らが人魚のための魔性系主人公。顔がいい。
鮫人八号機に朱桃と名付け、首輪と鎖を主武器として扱う。武器とは何なのか、すでに概念からしてだいぶ疑わしい。
結構な数の周りを、自覚的ないし無自覚に垂らし込んでいるのに、シトラや姉のほうがかわいいと本気で想っているので、それに達成感が伴わない。
基本は年上お姉さん趣味だが公言しているわけでもなく、同級生女子に言い寄られてなぁなぁに済ますこともままある。
年上お姉さん趣味だが、実姉によくも悪しくも脳を焼かれている。
自己評価が顔の似たゆえに「姉の代用品」どまりなため、芸能人だった姉を基準に周囲からの自分を再評価しようとし、結果として自身を過少に評価してしまい、ろくな自信に繋がらない。
珊瑚少年に言い寄られたときもまんざらでない反応をとるので、顔が可愛ければどっちでもイケる節がある。
東京にいたころは周囲の同級生からいかにも「女殴ってそうな顔」だとまことしやかに囁かれたが、普通に冤罪である。
美岬あたりからは客観的にきしょい性癖していると思われているし、そのあたりまったく自覚がないでもない。でも自重をさほど意識してもいないので、よく喋る相手には遅かれ程度が知れる。主に美岬嬢。
・泉客美岬
泉客グループのニューホープとされる、辣腕学生経営者。
学園生活の片手間に企業経営と遺跡調査をこなすスーパーウーマン的な何か。金銭的には枸櫞を甘やかしまくっているが、鮫人に乗るたび毎度無茶苦茶なことをする彼に振り回されている。
出会いがしらからして復讐勧誘などと毎度無謀なところから話を切り出すため、枸櫞からはだいぶ警戒されている。
兄の件で父との確執が決定的なものとなったことを含め、自分ですべてをやらなければという責任感が強く、二次性徴期特有の全能感も悪さして、ひとへの誘い文句が結局軽薄な道具としての利用宣言にしかなっていないときがあり、そのあたりを枸櫞や琉稀には見透かされた。
顔はそう悪くないのだが、性格全般が調子乗ってて残念なひと。
最近は内省の傾向があるが……?
・シトラ→天充シトラ
枸櫞の姉で故人の天充檸檬に、なぜか酷似する少女。
正体はネーレイスで、八号機に捕食された神社姫に関わる派生存在らしい。空間転移や明晰夢をはじめ、枸櫞の身の回りですこしどころか凄く不思議のほうのSFオカルトファンタジー上位存在あるあるパンクラッシュを仕出かすおそろしい子。どうやったら止められるんこいつ???
枸櫞が八号機で働きかけることで、神社姫の姿をした眷属体、リターナーを喚び出せる。
最近は炭酸飲料のCMをみて、「かいほー……すぱーくりんぐ!」と一気飲み後に宣言するのにドハマりしている。謎である。人魚の身体が液糖にどこまで耐えられるのやら、枸櫞をそのたびはらはらさせている。
・朝桐護斗
鮫人五号機に搭乗。主武器は銛。扱うたび、周りの共鳴者や美岬嬢にまで「名前張ったギャグかよ」といじられる不遇武器でもある。
作中では触れる尺もよしもないが、枸櫞からは心中で一時はその神経質さに『カマキリ』などと蔑称を授かっている。語感がよくなかったのといかつい外見に沿ってなかったので、結果使用は控えられたらしい。
枸櫞への呼び方は当初は『カンキツ』だの天充だのと一定しなかったが、最近は天充ないし『ソラの字』でおおよそ安定している。
枸櫞のなかの無気力的なところを察しており、実際彼は女の子や顔のいい相手には必要以上に優しくするきらいもあって、(ひとによって態度が変わるんだろうなこいつ……)と、当初まるで信頼していなかった。残当。
魚捌くのが得意な地元民。
くっくっく、やつは共鳴者殺しのなかでも最弱、などと枸櫞にはわりかし舐められているが、肩を意図して脱臼させてたりもっとも洒落にならない類の怪我はだいたい彼のせい。いまどきの枸櫞には、「戦友未満腐れ縁」程度には信用されている。
短期間で実質殺し合いにまで発展したわり、だいぶ持ち直したほうであるろう。
ん、傷害罪、殺人未遂?
テルクは日本国領内じゃないので(白目)
第一部終わりに「……これビタエンないしバドエンじゃね?」思われるかもしれませんが、普通にハッピーエンド指向でやってますんで大丈夫です(なにが大丈夫なのか言ってみろ!)
琉稀の救済はわりと早期にやります、たぶん二章くらいかかるけど……大真面目です。




