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やり直し転生  作者: 爪楊枝
第一章 始まり
20/24

十九話 覚悟

「――っ、がはっ!!」


激しく咳き込みながら、アルナは地面を掻いた。


喉が焼ける。呼吸をするたびに熱い液体が逆流してくる感覚があった。肺に空気が入らない。息ができない。


「がっ……ぁ……!」


必死に首を押さえる。だが指先に触れるのは、自分の血の感触だけだった。


苦しい。痛い。死ぬ。


その言葉が頭の中でぐるぐる回る。


視界が暗くなっていく。遠くでルークが叫んでいる気がした。でも聞こえない。何も届かない。


身体の感覚が、少しずつ遠ざかっていく。


寒い。怖い。


――嫌だ。死にたくない


そこで、世界が途切れた。


***


「っ、はぁ!!」


アルナは勢いよく身体を起こした。


呼吸をする。空気が肺に入る。喉を押さえる。血はない。痛みもない。


「……あ?」


荒い呼吸のまま、周囲を見る。


白かった。


どこまでも、果てが見えないくらい真っ白な空間。床も天井も境界が分からない。ただ白だけが広がっている。


「また、ここか……」


アルナは荒い呼吸のまま喉を押さえた。


さっきまで確かに裂けていたはずの首筋には、もう傷一つない。血の感触も消えている。それでも、あの焼けるような痛みだけはまだ神経に残っていた。


「くそ……」


吐き捨てるように呟き、ゆっくり顔を上げる。


白い世界の中央。そこに、一人の少女が胡座をかいていた。


黒髪。年齢はアルナと同じくらいに見える。ぶっきらぼうな顔つきで、頬杖をつきながらこちらを見ていた。


以前会った、“母親の顔をした神”ではない。

アルナは眉をひそめる。


「……お前は?」


少女は露骨に嫌そうな顔をした。


「はぁ? お前、まさか忘れたのか?」

「……?」

「僕だよ」


少女は面倒臭そうに頭を掻く。


「欠片の本体。前に会っただろ」


アルナは目を細める。

声は確かに同じだった。軽薄で、どこか人を食ったような喋り方。


「……なんで今は母さんの顔じゃねぇんだよ」

「気分」


神は即答した。


「顔や身体なんて幾らでも変えられるからね」

「……」


アルナは数秒だけ黙る。

だが、すぐにそんな事どうでもよくなった。


森。血。ガルド。ルーク。

意識が途切れる直前の光景が頭を殴るように蘇る。アルナは反射的に神へ駆け寄った。


「うおっ!?」


そのまま神の腕を掴む。


「な、何だよ急に。気持ち悪いな」


神は露骨に顔をしかめたが、アルナは離さない。


「早く!!」

「は?」

「俺の記憶を見ろ!!」


アルナは半ば叫ぶように言った。

そのまま無理やり神の手を、自分の額へ押し当てる。


「なんだよ、急に来たと思ったら記憶を見ろなんて。第一君は――」

「早く!!」


アルナの声が白い空間に響く。


神は一瞬だけ目を丸くした。

アルナの手は震えていた。焦りとか恐怖とか、そういう感情が全部ぐちゃぐちゃに混ざったみたいに。


「……分かったよ」


神はため息を吐く。


「《アルノファルス》」


その瞬間、白い空間が揺れた。

神の指先から淡い光が広がり、アルナの額へ沈み込む。次の瞬間、周囲の景色が一気に崩れた。


白が割れ、景色が流れ込んでくる。


森。夜。血の臭い。


「――っ」


アルナはその場に尻餅をついた。


頭がぐらぐらする。視界が不安定に揺れ、吐き気すら込み上げてくる。自分の記憶に無理やり引き出されているせいか、感覚が妙に生々しかった。


でも、今はそんな事どうでもよかった。

アルナは顔を上げる。


「神!!俺は今どうなってんだ!? 現実の俺は――」

「死んだよ」


神が遮るように言った。アルナの声が止まる。


「……は?」


神は面倒臭そうに頬杖をついたまま続ける。


「だから、死んだって言ったんだ」

「君はガルドに喉を斬られて死んだ」


アルナの思考が止まる。


「……いや」


声が掠れる。


「待てよ……だって俺、今喋って――」

「魂だけだ」


神はあっさり言った。


「君が初めてここに来て帰った時、またここに来れるように“繋げて”おいたんだよ」


アルナの眉が動く。


「……繋げた?」

「保険みたいなもん。欠片を持ってる君の魂と、この場所を直接結んだ」


神は指をくるくる回しながら続ける。


「だから今、君は死んでここに来た」


その言葉に、アルナの呼吸が止まる。

死んで。ここに来た。神は軽い口調のまま言う。


「普通なら人は死んだら終わり。魂は流れて、分解されて、世界に還る。でも君は途中でこっちに引っ張られた」


アルナは視線を落とす。

視界の先では、ルークがまだ必死に自分へ治癒魔法をかけ続けていた。


『お願い……! 死なないでぇ……!』


涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、何度も何度も魔力を流している。だが、アルナの身体は動かず、血も止まらない。


神がぼそりと言った。


「かわいそ、もう死んでんのにね」


拳を握りながら、アルナの声は震えていた。


「ルークは……」

「ん?」

「ルークはどうなるんだ?」


神は数秒だけ黙る。だが、その顔に迷いはなかった。


「殺されるだろうね」


神は淡々と続けた。


「でも君みたいにすぐは殺さない」

「ルークは収容所へ連れ戻される。脱獄した奴隷、それも看守を傷つけた重罪人としてね」


神は軽い口調のまま言う。


「見せしめだよ。逃げたらこうなるって、他の奴隷に見せるために殺される」


アルナの顔から血の気が引いていく。

神はさらに続けた。


「しかも、じっくり時間をかけてね」


その言葉で、アルナの身体が硬直した。

脳裏に浮かぶ暗い地下牢。鎖。痩せ細った奴隷達。看守の笑い声。

泣きながら魔法を使っていたルークの姿。


「……っ」


アルナは両手で顔を覆った。その姿を、神はじっと見下ろしていた。その目には、さっきまでみたいな軽さがなかった。


「君のせいだよ」


静かな声だった。でも、その一言がアルナの胸を深く抉った。


「君のせいでルークは死ぬんだ」


アルナの肩がびくりと震える。


「……やめろ」


掠れた声。

でも神は止まらない。


「分かってるだろ?」


白い空間の景色が揺れる。

視界の先では、木に叩きつけられたガルドがまだ膝をついていた。


雷で焼かれ、風で吹き飛ばされ、呼吸も乱れている。確かに、あの瞬間ガルドは怯んでいた。


神の声が静かに響く。


「あの時、君が躊躇せず剣を振り下ろしてたら、ガルドは死んでた」


アルナの瞳が揺れる。


脳裏に蘇る。剣を握った感触。倒れていたガルド。


“娘がいるんだ”


神は淡々と続ける。


「そしたら君たちは逃げ切れてた。収容所からも解放されて、自由になれてた」


白い空間に、ルークの泣き声だけが響く。


『アルナぁ……! お願い、死なないでぇ……!』


神がゆっくりアルナへ顔を近づけた。


「でも君は止まった」


アルナは何も言えなかった。全てが正論だった。


「殺せなかった」


その言葉が、喉に刺さる。


「君が“かわいそう”なんて思ったから」


アルナの呼吸が乱れる。


「違……」

「違わない」


神は即座に切り捨てた。


「ガルドは君を騙して、君はそれに引っかかった」

「その結果、君は死んだ」


神の声は冷たい。


「そしてルークも死ぬ」


アルナは俯いたまま動かない。頭の中で、何度もあの瞬間が繰り返される。

剣を振り下ろしていれば。迷わなければ。躊躇しなければ。


ルークは今も笑っていたかもしれない。


「……っ」


喉の奥から、押し潰されたような声が漏れる。

神はそんなアルナを見下ろしながら、小さく呟いた。


「……がっかりだよ」


神は冷めた目で言った。


「奴隷が逃げようとして捕まり、殺される。実にありきたりで退屈な死に方だ」


アルナはその場にうずくまった。

両手で頭を抱え、白い床へ額を押しつける。呼吸が乱れる。胸の奥が潰れそうだった。


「ぁ……ぁ……」


情けない声しか出ない。視界の端では、ルークがまだ泣いている。


『アルナぁ……!』


小さな身体を震わせながら、必死にアルナを抱えている。

もう魔力なんてほとんど残っていないはずなのに、それでも治癒魔法を止めない。


その姿が、余計に苦しかった。


「……俺の、せいだ」


アルナの声は掠れていた。


「俺が……迷ったから……」


剣を振り下ろせなかった。

覚悟がなかった。人を殺すのが怖かった。

その結果がこれだ。自分は死に、ルークも死ぬ。


全部終わった。


アルナの肩が小刻みに震える。


「なんで……」

「なんで俺、あの時……っ」


言葉が続かない。


頭の中では、何度も同じ光景が再生されていた。

倒れたガルド。

振り上げた剣。

止まった腕。

そして次の瞬間、喉を裂かれる感触。


神はそんなアルナを静かに見下ろしていた。


アルナは顔を上げられなかった。

胸の奥が重い。苦しい。自分の失敗が、頭の中で何度も何度も反響している。


そんなアルナの前に、す、と影が落ちた。


神がしゃがみ込んでいた。


白い床に肘を乗せ、頬杖をつきながら、至近距離でアルナの顔を覗き込んでいる。


「……なぁ」


神がぽつりと言った。


「生き返らせてやろうか?」


ゆっくり顔を上げると、神は相変わらず退屈そうな顔をしていた。


「……は?」


掠れた声だった。

神は軽く肩を竦める。


「聞こえなかった?」

「生き返らせてやろうかって言ってるんだ」


アルナの瞳が揺れる。


「で、でも……お前、封印されて出来ないって……」


神は「あー……」と気怠そうに頭を掻いた。


「普通のこの世界の人間なら無理だよ。封印のせいで、僕は世界そのものに干渉できないからね」


そう言いながら、神はアルナの額を指で軽く突く。


「でも君は違う」

「……何が」

「君、外側から来た存在だから」


神は淡々と言う。


「異世界人。世界の理から半分外れてる、イレギュラーってやつだ」

「だから僕の封印による制約が、君には完全には適用されない」


白い空間が微かに揺れる。

神はそのまま続けた。


「簡単に言えば、君は世界にとって“異物”なんだよ」

「本来なら干渉できないはずの魂にも、僕は手を伸ばせる」


アルナは言葉を失った。


「……じゃあ」

「俺、生き返れるのか……?」


神は少しだけ笑った。

その笑みは優しさなんかじゃない。

面白い玩具を見つけた子供みたいな笑い方だった。


「出来るよ」

「君の魂を肉体に押し戻して、欠損を無理やり繋げる」


アルナの呼吸が止まる。


視界の端で、ルークが泣いている。


助けられる。まだ、間に合う。

その考えが脳裏に浮かんだ瞬間、アルナは反射的に神へ顔を向けた。


「頼む……!」


喉が震える。


「頼む、助けてくれ……!」

「俺、まだ……!」


死にたくない。

ルークを死なせたくない。

その叫びを、神は静かに聞いていた。

神はアルナの叫びを聞き終えると、小さく鼻で笑った。


「……タダじゃないよ?」


アルナは即答した。


「分かってる! 欠片だろ!?」

「俺が全部集める! だから――!」


「信用するわけないだろ」


神の声が、ぴたりと被さった。


アルナの言葉が止まる。神はもう笑っていなかった。


さっきまでの軽薄さも、退屈そうな態度も消えている。

白い瞳だけが、冷たくアルナを見下ろしていた。


「君、自分で何回失敗したか分かってる?」


アルナの肩がびくりと震える。

神は指を一本立てた。


「まず一回目。母親を守れなかった」

「二回目。ガルドを殺し切れなかった」


淡々とした声だった。

でも、その一言一言が重い。


「その結果君は死に、ルークも時期に死ぬ」


アルナは唇を噛み締める。

神はさらに続けた。


「そんな君の“次は頑張ります”を、僕が本気で信じると思う?」


返す言葉がなかった。

白い空間に沈黙が落ちる。

神はゆっくり立ち上がると、アルナへ背を向けた。


「覚悟ってさ、口で言うもんじゃないんだよ」

「……君はさ」


その声は妙に静かだった。


「また同じ場面になった時、今度こそ人を殺せるの?綺麗事抜きでさ」


神はゆっくり振り返った。


「自分の手を血で汚してでも、殺せるのかい?」


白い瞳がアルナを射抜く。


「中途半端な覚悟なら、今ここで死んだ方がマシだよ」

「次はルークだけじゃ済まない」


アルナの拳が震える。

脳裏に浮かぶのは、母の死。

ルークの泣き顔。

そして、自分の止まった剣。


アルナの口が、ゆっくり開いた。


「……確かに俺は、失敗した」


掠れた声だった。


「母さんも守れなかった」

「ガルドも殺せなかった」

「そのせいで……ルークまで死にかけてる」


拳を握る。

爪が掌に食い込むほど強く。


「でも……っ」


アルナは顔を上げた。

涙でぐしゃぐしゃだった顔には、もうさっきまでみたいな諦めだけはなかった。


「だからって、ここで終われるわけねぇだろ……!」


神は黙っている。

アルナは震える足で立ち上がった。


「……俺は、屑で、馬鹿で、甘かった」


アルナの声は震えていた。


「人を殺す覚悟もないくせに、誰かを守れる気になってた」

「ガルドの言葉に揺らいで、勝手に情けかけて……その結果がこれだ」

「……でも」


震える拳を、胸の前で強く握る。


「だから終わりでいいなんて、絶対思えねぇ」


神は無言だった。

アルナは一歩、前へ出る。


「俺は怖い」

「今でも、人を殺すのは怖ぇよ」


喉を裂かれた痛みが蘇る。

血の臭い。死ぬ感覚。あの瞬間の恐怖。

それでもアルナは目を逸らさなかった。



「でも……もう嫌なんだよ」


声が掠れる。


「俺のせいで、大切な人が死ぬの」


白い空間が静かに揺れる。

アルナは神を真っ直ぐ見た。


「だから次は殺す」

「ルークを守るためなら、敵は殺す」


神は数秒だけアルナを見つめて、そして――ふっ、と笑った。


「……いい目になったじゃないか」


その笑みは、さっきまでみたいな嘲笑じゃなかった。獣が牙を見せるみたいな、危うい笑みだった。神はゆっくり立ち上がる。


「いいだろう」


白い空間が微かに震える。


「契約だ」


アルナの眉が動く。


「……契約?」

「契り、って言った方が分かりやすいかな」


神は指先をくるりと回した。

すると白い空間に、黒い紋様が浮かび上がる。


円環。

鎖。

そして、見たこともない文字列。

それを見た瞬間、アルナの本能が警鐘を鳴らした。


――触れたら駄目だ、と。


だが神は気にした様子もなく続ける。


「この世界において契約は“絶対”だ」

「ただの口約束じゃない。魂そのものに刻まれる」


神の白い瞳が細くなる。


「破れば、死よりも恐ろしい物が待ってる」


空気が、ぞわりと冷えた。


「魂を直接砕かれるんだ。肉体が死んでも終われない」

「意識だけのまま、永遠に壊れ続ける」


軽い口調だった。

でも、冗談を言っていないのは分かった。

アルナの喉が鳴る。神はゆっくり指を立てた。


「契約内容は簡単」


白い空間に浮かぶ紋様が脈動する。


「僕は君に力を与える」

「喉を治し、魂を肉体へ戻し、再び戦う力を与える」


神の声が静かに響く。


「代わりに君は、僕の欠片を全て集める」

「どんな手を使ってでも」

「何を犠牲にしてでも」


アルナは黙って聞いていた。


「そしてもう一つ」


白い瞳が真っ直ぐアルナを貫く。


「この契約内容は誰にも喋るな」


神は白い紋様を指先でなぞりながら、淡々と続けた。


「僕が世界に介入したって広まれば、他の神が黙ってない」


アルナは眉をひそめる。


「……他の神?」


「いるよ。当然」


神はつまらなそうに肩を竦めた。


「この世界には僕以外にも居る。豊穣だの、戦いだの、知恵だの……人間が崇めてる連中は大体そうだ」


白い空間に、無数の光が一瞬だけ浮かんでは消える。


「でも神は基本、傍観者なんだよ」

「人間が飢えようが、殺し合おうが、国が滅びようが、原則として直接は手を出さない」


神はアルナを見た。


「世界の流れを壊すから」


アルナは黙って聞いている。

神は少しだけ目を細めた。


「僕は今、封印されてる」

「本来なら世界への干渉なんて出来ないはずなんだ。でも君みたいな“外側の異物”を介せば、抜け道を使える」


その瞬間、空間に浮かぶ黒い紋様が脈打った。


「だからバレたら終わりだ」

「他の神は君ごと僕を消しに来る」


アルナの背筋に冷たいものが走る。


「……俺も?」

「当たり前だろ」


神は鼻で笑った。


「神からすれば、人間なんて駒みたいなもんだ」

「世界の均衡を崩す異常なんて、見つけ次第処分する」


白い瞳が静かに細くなる。


「だから喋るな」

「誰にも」

「どれだけ信用しててもだ」


アルナの脳裏に、ルークの顔が浮かぶ。

だが神は即座に釘を刺した。


「ルークにもだよ」


アルナの肩がぴくりと揺れた。


「この契約を口にした瞬間、契約は違反と見なされる」

「その時は――分かるだろ?」


アルナの背筋に、ぞわりと鳥肌が走った。


脅しじゃない。

目の前の存在なら、本当にやれるのだと本能が理解してしまっていた。

アルナはゆっくり唾を飲み込む。


「……分かった」


掠れた声だった。

だが、今度は迷いはなかった。

神は数秒だけアルナを見つめると、満足そうに目を細めた。


「よろしい」


そう言って、神は片手を差し出した。

白く細い指。

人間の少女みたいな手だった。けれど、その周囲だけ空間が微かに歪んで見える。


「じゃ、手を出して」


アルナは一瞬だけ躊躇する。

だがすぐに拳を握り、神へ手を伸ばした。


指先が触れる。


その瞬間。


――ドクン。


心臓を直接掴まれたみたいな感覚が全身を貫いた。


「――契約は成立した」

「君は魂尽きるまで、僕の欠片を集める」


空間が震える。


「逃げる事は許されない」

「拒絶も、裏切りも許されない」

「代わりに、君に力を与える」


「……分かった」


アルナは掠れた声でそう言った。


もう後戻りは出来ない。

それは理解していた。だが、それでも構わなかった。


ルークを助けるためなら。

もう二度と、大切なものを失わないためなら。

神は満足そうに目を細めた。


「よし、コンテニューと行こうか」

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