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バルキーノ  作者: sherry
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第二十四話 危機 ~交差~

超硬合金、、、文字通り最近開発されたとんでもなく硬い合金、一番の難点はその硬さ故に加工するのが骨が折れる作業になるということ。あと値段が高い。しかしひとたび完成すればその硬さ故に壊れることはないとも言われている。


しかし、今、その常識を崩そうとしている奴らがいた。そう、俺たちだ。目の前にはその問題の超硬合金でできた頭のイカレタロボットが一つ、こいつを何とかして倒さなければならない。少なくともそこらへんのライフルじゃ傷一つつかない。横で実証した奴がいるから確かだ。しかも弾丸はフルメタルジャケット、鉛の弾丸の弾頭部分に鉄がコーティングされた、鉄筋コンクリートでさえ砕くほどの高威力の弾丸だ。よっぽどの硬さだ。



そんな時、ナギサがつぶやいた。「バルキーノ、外側からダメなら内側から壊せば?」


確かに。俺の電気を操る能力で雷を落とせば倒せるかもしれない。俺は目の奥に力を入れる感じで能力を使った。



数秒後、爆音とともに目の前に閃光が走った。が、肝心のロボットは全く動じてない。ていうか本格的に敵と認識したのか、目に当たる部分が充血するかのごとく真っ赤に染まっていった。



横からナナミが、「静電遮蔽って知らないの?雷落ちても車の中の人は無事でしょ。電流はボディの表面しか流れないのよ」と言ってきた。


「…………」何も言葉が出なかった。ナギサの「まあドンマイね…」と言わんばかりの視線に若干傷付く。



リュウが「基盤は熱に弱いから内側だけ溶かしちゃえば?」と助け舟をくれた。いつからこいつは俺の火を操る能力を物体を溶かす能力と勘違いしている。まあ大した違いはないのだが。


というわけで気を取り直してもう一度、目の奥に力を入れるようにして今度は奴の中を溶かすのに能力を使う。


しばらくして、功を奏したのか、目の前のロボットはだんだん金属の塊と化していった。



「はあ…」いろいろあってため息が出る。何とかロボットは倒せたものの、異様なまでの寒さ。えっともしかして俺の能力のせいで温度が下がっているとか?


隣では「お前の能力はエアコンか」とタイチが盛大にくしゃみをしながら言う。最初意味が解らなかったが、少し考えてわかった。熱を自由に出入りさせられるからだろう。



そこに遅くも、援軍と一緒に部下の一人、えっと、そうそう、例のしんがりだ。つまりはジュリのお父さん。


サイト442の位置でベレンのGPSを探知したということだった。



相当慌ててたのか、一通り話し終わった後、ここの空間の異質的な気温に気づいたらしい。盛大なくしゃみをした。




とりあえず行くしかないでしょ。全員で目配りして満場一致。すぐに外の車に乗り込み、猛スピードで目的地に向かった。







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