第十八話 追及
そんなこんなで無事に引っ越しも終わり、新居に移ってから翌日、大方部屋の片付けが終わって一息ついたころ、例によってお義父さんが来た。
そんなわけで暇になりそうだったのでいきなり問い詰め開始。まずはホテルでの一件、聞いてみたところ、予想通り心配だったかららしい。が、本人も、追跡者の隣に座ってるプラチナブロンドのロングヘアの女性は知らないらしく、しかも聞いてくるから少し待ってろと言い残して、もう1時間ほど失踪している。
みんな暇になってしまい、ジムやらプールやら地下やらに行って散り散りになってしまった。
俺は仕方がなく、ジャービスにお義父さんの居場所を探すように言うと、すぐに、「今こちらに向かっているところです。あと10分少々で到着するでしょう。」と返してくれた。ありがたいことにダミーが10分にセットしたキッチンタイマーを持ってきてくれた。
イライラしながら待つこと10分、丁度タイマーが0になろうかとしたとき、玄関の扉が勢いよく開いた。
盛大なキッチンタイマーの爆音がその人物をお出迎えした。本人からは遅くなってすまんという言葉が発せられながらもびっくりした様子。どうやらジャービスの計算が正しかったらしい。
いやあ、探すのに手間取っちゃってねえと言い訳をしながら席に着くお義父さん、口の周りにケチャップがついているのは気のせいだろうか。
とまあそんなことは置いといて、聞いてきた結果が優先なのでそっちをまず聞いた。
それからお義父さんの話が始まった。
本人に確認したら妻だという。15~6年くらい前に結婚したことは聞いていたが俺も誰だとは聞いていなかったから彼女だと聞いたときはとても驚いた。どうせ追跡のミッションなら、車に乗ってるのが1人より2人のほうが夫婦旅行に見えてカモフラージュしやすいからだったらしい。
ざっくり要約するとこんな話だった。まあ元の会話には探すのがいかに苦労したかがメインで語られてた気がするがどうでもいいので割愛した。
うん。納得できるようなできないような。確かに追跡するなら二人のほうがいい気がするが、彼女が妻だと言われてもどうもぴんと来ない。お世辞でもよくお似合いでとは言えないような気がした。
15~6年くらい前に結婚したんだったらもし子供がいれば俺たちと同じくらいか、まあハーフなんだろけどな。と無意味な想像をしてしまうのは妙な間が空いたせいだろうか。
「そんじゃあそろそろ戻るから。またなんかあったら何でも言えよ。」と言い残してお義父さんはそそくさと玄関から出ていった。
いつの間にここに来たのだろうか団員たちも後ろに立っていた。みんなどうもいまいち納得しがたい様子だった。
「写真の女性が見つかりました。本名、シャロン・ネバー・ジュリア。本籍地はアメリカ、ロサンゼルス。ハーフ、生年月日は2△××年3月22日、今年で33歳になります。」
早速調べてくれたのかジャービスが天井から教えてくれた。と同時にダミーが用紙にコピーされたデータを持ってきた。確かに彼女だった。しかしそこには、両親の名前が書かれていなかった。
なんか変なところで切ってしまった気がするんですがなんとなくこの辺が切がよかったので分けさせていただきました。
そろそろお気づきかと思いますがここまでの物語でかなり伏線やフラグ(?)が乱立しています。
え?と思ったかたはもう一度読み直して見てくださいね?
もうそろそろ伏線も回収し始めます。と同時にまた伏線も出します。
終わりはもう少し先になると思いますのでよろしくお願いします。
sherry




