表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バルキーノ  作者: sherry
22/44

第十七話 新居パート2

「お帰りなさいませ、皆様、わたくしはジャービスと申します。ここの管理や執事を任されております。 それではどうぞお入りください。」


スピーカーから声が聞こえているようで、本人の姿は見えない。ただ一人、また後ろで不気味な含み笑いをするのをこらえている大人がいるから、どうせろくでもない仕掛けがあるのだろうと思っていると、


ウィーンと何やら静かなモーター音が聞こえてきた。少し首を出して覗いてみると、そこには少々ごつごつした金属のロボットが。いわゆるヒューマノイドロボットと言われる人型ロボットが立っていた。


「そのロボットはダミーと言います。今回はわたくしの代わりに皆様を実際に建物の案内をします。外殻は超硬合金、SWM1-xという金属でできており、この建物の中には5体配備されています。」とまたもや天井からジャービスの声が響いていた。


隣では「ダミーって不器用とかって意味あるけど大丈夫なのかな?」とタカネがナナミに耳打ちしていた。しかし、このロボットもなかなかの出来で、周りに人工皮膚でも貼れば人と見間違うほど動きが滑らかで金属丸出しのごつごつしたところ以外は全く人と同じだった。


「どうぞおあがりください。」というジャービスの声とともにダミーがどうぞとしぐさをする。

いや、お前が案内するんだからお前が前に行けよ。




どうにかすべての部屋の説明が終わってひと段落し、ソファにみんなで座っていたところ、

「お茶をお持ちしました。」と声が聞こえて、ダミーがキッチンからやってきた。


ちゃんと両手でお盆を持ってきてテーブルの前で止まって屈んだ。お茶は自分で取らなきゃいけないらしいが、まあロボットだから大目に見ようと思った矢先、「あれ、6つしかない」とナナミが。


すぐにダミーはすみませんというようにお辞儀をして急いでキッチンに戻っていった。お茶を持ったまま。


「不器用というよりネジはずれてるみたいだな。」とリュウが感想を漏らした。



本当に人みたいなロボットが、新たな家族に加わった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ