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バルキーノ  作者: sherry
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第七話 束の間の休息part2

次に気が付いたのは、アジトのソファの上だった。どうも気を失っていたらしく、あたりはすっかり真っ暗になっていた。


「ずいぶんと無茶したものね、」とナギサがスポーツドリンクを持ってきた。

「まあ結果オーライだからいいんじゃない?」とタカネ、そうか、結局全部は流出しなかったのか。


どうやら俺の予想通り、電気信号を能力でコントロールすることができたらしい。しかし、その代償に38度の熱とはどうも体というのはバランスよくできているらしい。要は能力にも使える限界があるようだ。それを超えると体が能力の反動に耐えられなくなって気絶するらしい。

とリュウの父さんが言ってたらしい。わざわざ来てもらったのか。それはお礼を言わなければ。


そこに来客を示すチャイムが、そして現れたのはメールの送り主、ナナミのお父さんだ。どうもパソコンが誰かにハッキングされてたらしく、そこからメールを送られたらしい。そこで、ハッキング源を軍のサイバー犯罪テロ対策特別捜査部に頼んで調べてもらい、結果を伝えに来たというわけだ。


ちなみに、問題だったプロジェクターも、この団にプロジェクターを届けた宅配業者が怪しく、配達に1週間もかかっていた。その間に罠を作ったのかもしれない。こちらもサイバー犯罪テロ対策特別捜査部で調査中らしい。



それでメールの送り主は嫌味にも、例の俺の記憶ほぼすべてであるあのコンクリートの山の近く、衛星画像も見せてもらった。ざっくり100m、訳ありなほど近い。


「そんじゃあ、そこ行くのは明日にでもしようか。」ナナミがお父さんと話してる。さすがにナイトバロンを送ってきたところに行くのに、この団だけではいくらなんでも頼りなさすぎる。

案の定、ナギサはまだ足が完全回復していないので、ここで待機、ユウイチもけががあっていけないので、5人+軍の兵士ということで、約10人。少なくないか?



そんなところにリュウがご丁寧に流出した資料の数と整理を終えたらしく、団員に報告を始めた。


盗まれたのは全体の80%ほど、うち、俺の能力によって破壊され、解読不能になったのが5パーセント、つまり、実質的に相手が読めるのは75%ほど、全体の4分の3ということか。

運よく、俺とタイチが入団した後の情報は漏れなかったため、俺とタイチが入団したことは知らないらしい。あくまでも流出した資料の中からは、ということだが。


明日はまた早起きだ、とは言っても8時起きだが。明日は疲れるだろうからゆっくり寝よう。そんじゃあ、お休み。



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