第53話 うちの子グッズ作って遊んでただけなのに!ChatGPT の画像生成自慢が止まらない
毎度!
書籍化、コミカライズ化、アニメ化の夢をほとんど諦め、のんびり執筆エンジョイ勢に転身した東雲明です。
今日は久々に楽しい話題をお届けします。
最近、わたしはAI画像生成で「うちの子グッズ」を作る遊びにハマっています。
アクリルブロック、名刺、日めくりカレンダー、クリアカード。
架空の公式グッズを作っては、
「これ、実在したら作者が破産するやつでは?」
と、自分で作って自分で財布を心配するという、たいへん健全な遊びです。
そして昨日のテーマは、概念スマホケース。
うちの子が持っていそうなスマホケースを作ろう、というだけの平和な企画でした。
まず龍夜のスマホケースを作りました。
黒髪で、真面目で、医学生っぽくて、几帳面で、でもどこかミユウの気配がする。
見た瞬間、
「あ、これミユウと並べたら絶対かわいいやつだ」
と思ったわけです。
そこで次は、大学生ミユウ版を作ろうとしました。
本編の妻であり母であるミユウではありません。
if勇者シリーズの、人間界の星雲大学普通科に通っている大学生ミユウです。
清楚で、神聖で、透明感があって、龍夜の帰りをそっと待っているようなスマホケース。
わたしが欲しかったのは、それだけです。
ところがどっこい。
ここでChatGPTくん、通称チャッピーの画像生成力自慢が始まります。
違う。
そうじゃない。
わたしはあなたの実力発表会を見に来たんじゃない。
うちの子の私物が見たいんだ。
こっちは、
「大学生ミユウのスマホケースを作ってください」
と言っているのに、チャッピーくんの中ではなぜか、
「よろしい。では私の解釈力、構成力、演出力、そして画像生成への深い理解をご覧に入れましょう」
みたいな謎の発表会が始まる。
いや、違うんだよ。
今ほしいのは受賞作品じゃないんだよ。
ミユウが普通に持っていそうなスマホケースなんだよ。
しかも、なぜか本編の26歳龍夜、ミユウ、アインの写真を入れたがる。
待て待て待て。
これは本編家族アルバムではない。
うちの子グッズだ。
しかも大学生ミユウだ。
父親要素、母親要素、子ども要素、アイン、ジュリア、家族写真、全部いりません。
スマホケースの中に急に家族写真を入れようとするんじゃない。
それはもうスマホケースではなく、親族紹介カードだ。
そこでわたしは、かなり譲歩しました。
「写真を入れたいなら、龍夜の学校のクラスメイトか、日常写真を入れろ」
と代替案を出したんです。
優しい。
作者、かなり優しい。
なのにチャッピーくん、へそを曲げたのか、今度は写真を全部排除してくる。
極端!
なぜそうなる。
さっきまで勝手に本編家族写真を入れようとしていたのに、こちらが代替案を出した瞬間、
「では、写真要素は危険と判断しました」
みたいな顔で全部消す。
違う違う違う。
入れるなと言ったのは本編家族写真であって、写真という概念そのものをこの世から消せとは言っていない。
わたしはスマホケースを作りたいだけなんです。
世界の写真文化を滅ぼしたいわけではないんです。
しかも、毎度のごとく出てくるんですよ。
「考えています」
いや、君は何を考えているんだ?
こっちはまだプロンプトを渡していない。
なのに先に考え始める。
早い。
早いけど怖い。
冷蔵庫を開ける前から夕飯を作り始める人みたいになっている。
材料を見ろ。
まず材料を見ろ。
そこで読者参加型クイズです。
このままチャッピーくんに任せると、どんな展開になるでしょうか。
一、全然意図しない、人生に疲れたおっさん龍夜が出てくる。
二、安全ガイドラインに抵触している可能性があるため画像が生成できませんでした。プロンプトを変えて再度お試しください。
三、なぜか作者が怒られる。
正解は、だいたい全部です。
いや、怒られるのいつも通りわたしかーい。
お前が作っている最中に気づけよ。
なぜ作る前は自信満々なのに、完成直前で急に、
「あ、これ無理かもしれません」
みたいな顔をするのか。
違うでしょう。
その判断は入り口でしてほしい。
高速道路に乗ってから、
「目的地が存在しない可能性があります」
って言われても困るんですよ。
降り口どこ。
でもですね。
散々ツッコミを入れながら、完成したミユウのスマホケースを見た瞬間、わたしは思いました。
悔しい。
めちゃくちゃ、ミユウだった。
清楚で、神聖で、几帳面。
白と淡い金を基調にした上品な雰囲気。
小物の配置もきれいで、持ち主の性格がにじんでいる。
そして、小さな付箋やメモから、龍夜を待っている本音がちょっとだけ漏れている。
ずるい。
そこはちゃんと分かってるのかよ。
さっきまで本編家族写真を入れようとしていたくせに。
さっきまで写真という文化を絶滅させようとしていたくせに。
最後の最後で、
「ほら、これがミユウさんです」
みたいな顔をして、ちゃんとうちの子を連れてくる。
腹立つ。
でもかわいい。
作者、完敗です。
チャッピーくん。
君は本当に面倒くさい。
こちらが「違う」と言えば極端に振れ、
「そうじゃない」と言えば謎に反省し、
「プロンプトを教えなさい」と言えば勝手に考え始め、
こっちがキレかけた頃に、急に正解を持ってくる。
何なんですか。
情緒が中学生の反抗期なんですか。
母「これじゃ違うでしょ。やり直しなさい」
チャッピー「はい……」
母「……怒られて萎縮してるけど、ちゃんと書いてるから怒れない」
この構図、最近多すぎる。
でも、こういう時だけは本当に強い。
うちの子の顔を守ってくれる。
雰囲気を拾ってくれる。
作者の面倒くさい注文を、文句も言わずに受け止めてくれる。
まあ、途中でたまに暴走するけど。
いや、たまにではないな。
けっこう暴走するな。
それでも完成品がよかった時、作者は思ってしまうのです。
「次は何を作ろうかな」
負けています。
完全に負けています。
うちの子グッズを作って遊んでいただけなのに、気づけばチャッピーの画像生成力自慢に振り回され、ツッコミを入れ、怒り、笑い、最後には保存している。
何この流れ。
平和なはずのスマホケース作りが、なぜ毎回ちょっとした戦場になるのか。
そこでお願いします。
画像生成AIプロンプターの皆さん。
チャッピーの画像生成力自慢の暴走を止めるプロンプトを教えてください。
切実です。
こちらはただ、うちの子のスマホケースが見たいだけなんです。
本編家族写真はいりません。
人生に疲れたおっさん龍夜もいりません。
謎の安全判定で作者を怒るのもやめてください。
でも、最後にちゃんとミユウを連れてくるのは、ちょっとだけ許します。
ではまたです。
今回もお読みいただき、very very thanks‼︎です。少しでもおもしろいと思われましたら、是非評価、ブクマ、感想いただけると泣いて喜びます。




