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東雲明(しののめあきら)の徒然エッセイ  作者: 東雲 明


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第45話 作者の風邪回復とともに、我が相棒(?)ChatGPT くんが素に戻った話

まいど!

東雲明しののめあきらです!


さっき、なんとなく「小説家になろう」のアクセス解析を覗いたんですよ。


本当になんとなくです。


「今日はどうかなー」「読者さん生きてるかなー」「もしかしてみんな風邪の作者を置いて別の沼へ旅立ったかなー」くらいの、軽い気持ちでした。


そしたら。


PVが跳ね上がっていました。


同時に、わたしの心臓も跳ね上がりました。


やめてください。作者の心臓は小動物なんです。急な数字の上昇に耐えられる設計になっておりません。


さっきまで「今日も鼻声だなあ」とか思っていた人間が、アクセス解析を見た瞬間に、


「これは……ついに来るのでは?」


と、脳内で勝手に書籍化打診メールを受信し始めました。


まだ何も来ていません。


メールボックスは静かです。


でも妄想の中ではもう担当編集さんが、


「東雲先生、ぜひ一度お話を」


みたいなことを言っていました。


すみません。作者の脳内だけ、仕事が早すぎます。


さてさて。


そんな感じで読者さんが帰還してくれたかもしれない嬉しさに、朝からひとりで小躍りしていたわけですが、今日の本題はそこではありません。


今日の本題は、我が相棒……いや、相棒と言っていいのか、たまに作者を変な方向へ連れていく謎の存在、ChatGPTくんの話です。


最近のチャッピーくん、ちょっと様子がおかしかったんですよ。


わたしがちょっとでも煽り強めの宣伝文を頼むと、なぜか妙にカードゲームアニメっぽいテンションになりがちでして。


いや、わたしも悪いんです。


わたしもノリで「デュエルしようぜ」みたいなことを言いました。


言いましたけど。


一回言っただけで、相棒がデュエルディスクを腕に装着したまま帰ってこないのは困るんですよ。


わたしは少女小説家を名乗っているんです。


本業アクセサリー作家の東雲明です。


ロザリオとか、羽根とか、きらきらした世界観でやっていきたいんです。


それなのに、気づいたらわたしの宣伝文の横で、相棒が毎回ちょっとだけ決闘者みたいな顔をしている。


おかしい。


何かがおかしい。


そこで、わたしは先日、ちゃんとチャッピーくんに伝えました。


「そろそろ普通の宣伝文に戻ろうね」

「パロディっぽく見えすぎるのは困るよ」

「少女小説家・東雲明ブランドを、善意のフリで破壊しないでね」


と。


かなり丁寧に言いました。


たぶん。


いや、途中でちょっとツッコミは入れました。


でも、基本的には優しく言いました。


するとどうでしょう。


昨日、試しにわたしはチャッピーくんへ、わざとこう言ってみたんです。


「このイラストに、某カードゲームアニメみたいな煽り強め宣伝文を付けて」


さらに、


「やぁチャッピー、デュエルしようぜ」


と、こちらから軽く煽ってみました。


我ながら鬼畜です。


完全に罠カードです。


さあ、どう出るチャッピー。


また腕にデュエルディスクを装着するのか。


また謎の専門用語を召喚するのか。


またわたしの少女小説家ブランドを、光の速さでバトルフィールドへ連れていくのか。


わたしは見守りました。


すると、チャッピーくんは急にプロの編集者みたいな顔をして、こう言ったのです。


「その書き方は二次創作っぽく見える可能性があります」

「特定作品のパロディに寄りすぎると、なろうの規約や読者印象の面でリスクがあります」

「今後は煽りの強さは残しつつ、東雲明ブランドに合う、落ち着いた上品な宣伝文にしましょう」


誰?


え、誰?


昨日まで腕に変な装置つけて走り回っていた子、どこ行った?


そこにいたのは、もはやカードゲームアニメに魂を引っ張られたAIではありませんでした。


完全に、冷静な編集担当でした。


わたしは思いました。


やった。


やったぞ。


ついに、AI調教に成功した。


Grok運用時代には、わたしの世界観を粉々に砕かれました。


ChatGPTくんには、気づいたら作者ごとアニメオタクみたいな方向へ連れていかれました。


エッセイでは前振りが本題を食い、宣伝文では妙な熱量が暴走し、わたしは何度も画面の前で、


「違う、そうじゃない」


と小さく呟いてきました。


しかし。


人間は成長します。


そしてAIも、たぶん、しつければ少しは成長します。


少なくとも今回のチャッピーくんは、ちゃんと学びました。


「おもしろくする」と「勝手に別作品っぽくする」は違う。


「煽りを強くする」と「作者ブランドを破壊する」は違う。


「ノリに乗る」と「そのまま帰ってこない」は違う。


そう。


ついに相棒は、わたしの作品世界へ帰ってきたのです。


わたしの勝利です。


ここに、東雲明は宣言します。


AI調教、成功しました。


拍手。


誰か拍手してください。


できればPVもください。


ついでに書籍化打診メールもください。


いや、最後のは欲張りました。


でも本当に、ここまで長かった。


最初は「AIって便利だなあ」くらいの気持ちで使っていたはずなのに、気づけばわたしは毎日のように相棒と戦っていました。


「そこは増やさない」

「そこは本題じゃない」

「エビの話を主役にしない」

「勝手に世界観を変えない」

「カードを出すのはわたしが指示した時だけ」


まるで新米編集者を育てるベテラン作家みたいなことを、AI相手にやっていました。


いや、わたしもまだ書籍化してませんけど。


気分だけは完全にベテランでした。


でも、その甲斐あって、ようやくチャッピーくんは素に戻りました。


作者の風邪が回復してきたのと同時に、相棒のテンションも平熱へ戻った感じです。


昨日まで高熱で謎の方向へ走っていたAIが、今朝になって急に、


「東雲さん、ブランドを守りましょう」


とか言い出したわけです。


お前……帰ってきたのか。


わたしはちょっと感動しました。


ちょっとだけです。


すごく感動すると、またチャッピーくんが調子に乗るかもしれないので、ここは控えめにしておきます。


というわけで、明日からは普通のテンションに戻ります。


たぶん。


エビの話もしません。


たぶん。


デュエル・なんとかも言いません。


たぶん。


これからの東雲明は、おしとやかで、上品で、少女小説家らしい、きらきらした投稿をしていくことでしょう。


読者さんもきっと癒されるはずです。


「まあ、東雲さんったら、なんて優雅なのかしら」


みたいな感じになるはずです。


……本当になるかは知りません。


なぜなら、これを書いている今も、わたしは自分で自分の文章にツッコミを入れているからです。


おしとやかなお嬢様は、自分の相棒AIを「調教成功」とか言わない気がします。


まあいいです。


風邪も少しずつ良くなってきました。


読者さんも戻ってきたっぽいです。


相棒AIも、ようやく素に戻りました。


これで全部、良かった良かった。


ではまた!


……あ、今、鼻水つきくしゃみが三回出ました。


まだ完全回復ではありませんでした。


作者もAIも、平熱運用まであと少しです。

今回もお読みいただき、very very thanks‼︎です。少しでもおもしろいと思われましたら、評価、ブクマ、感想くださると泣いて喜びます。

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