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19話 古都な世界1 1/8 執筆:宰原 先生

 4人はこたつ部屋で、各々自由にすごしていた。



「そろそろですね」


「ほんとだー」



 つくよの声にみんなで顔を上げ、デジタル時計を見る。

 残り五分になっている時計を見て、あかりがわくわくしたように口を開いた。



「次はどんな課題なんだろ!?」


「迷路、とかでなければいいんですけど……」


「つくよは迷いやすいから、確かに心配だね……でも、みんなとはぐれなければ……大丈夫だと思うよ」


 そんなことを話していればあっという間に五分はすぎ、時計はゼロを示す。

 空間がぐにゃりと歪んで白と混ざり合い、そこに緑や茶色が増えていき。


 空間がはっきりしたとき、4人は見たこともない不思議な町の入り口に立っていた。



「今回はみんな一緒からスタートみたいだねー」


「だね!! ところでここ、どこだろ?」



 4人の目の前には赤い鳥居。そこから大きな通りが一本伸びていて、さらに道が枝分かれしている町があった。


 町は自然にあふれ、木がどこからでも高く生えている。



「家の造りも……独特というか、古びた感じだね……?」


「木々と町が一体になっているような……不思議な所です」



 せいなとつくよが感想を口にしていると、4人の前にディスプレイが表示される。



『神社を探し出し、参拝せよ』



「これが課題かぁー」


「この町を回って、神社を見つければいいんだよね!? 映画のセットみたいでわくわくする〜!!」



 こゆきがのほほんと眺めていたディスプレイは十秒ほどで消えてしまう。

 その途端、あかりは勢いよくひとりで走り出した。



「楽しそう!! せっかくなんだし、うち色んなとこ見てくるね!!」


「あ、あかり! 町がどれだけ広いか分かりません、単独行動は……」



 走り出したあかりを、つくよも急いで追いかける。


 遠くなっていくふたりの背中を、こゆきは手を振って見送り、せいなはそんなこゆきとふたりをおどおど見比べていた。



「せいなはゆきとゆっくりさがそー」


「あ……うん、そうだね」



 こゆきにそう言われれば、せいなはほっとしたように笑った。



 一方あかりとつくよは、さっそく古風でおしゃれな土産物屋さんを見つけていた。



「あ!! 見て、ここすっごく可愛いものたくさんあるよー!!」



 通りからあかりが店を指差す。



「本当ですね、ちょっと寄ってみましょうか」


「どれ買おうかなぁ?」



 頷いたつくよとふたりで店に入る。


 店内はアンティークな雰囲気で、大人しい色合いの小物やお守りなどが並んでいた。


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