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 僕は早速トール村長に対策案を伝えた。


「罠を仕掛けるのですか?」


「そうです、罠と言っても大掛かりな物では無いんですけど……」


 僕はある物を取り出した。


「これは……?」


「『魔力札』です、基本は魔力を持たない人が使用するんですが、これを畑や農場に仕掛けます。 この札には雷魔法が込めてあるので近付けば雷魔法で一撃です」


「なるほど……、しかし相手は人の気配に敏感ですぞ。 魔力にも反応するのでは……」


「だから、わからないようにするんです」


「わからないように?」


「まぁ試しにやらせてください」


 僕はそう言ってニッコリ笑った。


 その日の夜、僕は見張り小屋で息を潜めていた。


 森からガサガサと何かが出てくるのを感じた。


(あれはイノシシ系の魔獣か、予想通りだな)


 魔獣は群れで一直線に農場に近づいていく。


 慣れている感じだ。


 そして、畑の入口に近づいた瞬間。


 ビリビリビリビリッ!!


「ブヒイイイイイッッッッ!?!?」


 雷魔法が発動し魔獣達はあっという間に真っ黒焦げになった。


「よしっ!」


 僕はガッツポーズをした。


 魔獣達は何故警戒心も無く近づいてきたのか、それは魔力札を地中に埋めたからだ。


 目立つ所にあれば警戒はされるだろうから目に見えない所に仕掛けた。


 僕のこの村での初仕事はとりあえず成功、と言った所だろう。


 


 

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