危うい姉弟
俺達を乗せたミニは海岸沿いにある有名なホテルに着いた。
「ここにあるステーキハウス凄く美味しいんだよね。前に社長にご馳走になったんだけど、あなたに食べさせたくてね」
小夜姉のおごりで上等なステーキセットを平らげた後、俺達はホテルの部屋に向かった。
二人で愛し合う為だ。
俺と小夜子は姉弟で体を重ねているのだった。
俺達はもともと仲が良く普通の兄弟姉妹よりベタベタした関係であった。
姉の小夜子が中学生になったある日、俺達は両親から衝撃の事実を告げられる。
俺と小夜子は実の姉弟ではなかった。
不妊に悩んでいた両親が妊娠を諦めて養子にしたのが小夜子で、俺はその後に最後の望みをかけて挑んだ治療が功を奏して産まれた子だと言う。
俺はショックを受けた。
今まで最も近い存在だった大好きな姉が遠くに行ってしまった気がしたのだ。
それは、小夜子も同じだった。
二人は無意識にお互いの距離を近づけていった。
結果、俺達は近づきすぎた。
仲の良すぎた俺達は血のつながりのない事でお互いを男女としてみるようになっていた。
ある時、ささいなじゃれあいがキッカケになり、突発的に口づけを交わした。
「美典、お姉ちゃんとしてみない?」
その誘いを迷う事なく受けた俺は自分の童貞と引き換えに小夜子の処女を奪っていた。




