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見習い魔法使いが最強に至るまで  作者: 鬼仁雪姫
第6章
73/103

登場人物と紹介6


【キャラクター紹介】



〈メインキャラクター〉



ユキノトリア=ルギシニラ・ミル (魔王、人間) 歳:27(287) 職:魔法使い Lv:264

髪:黒髪 ロング 眼:左目:黒 右目:紅


 色々な顔を持つ。

 ①一般人としてノトと名乗る。

 ②魔王としてルギシニラを収める王様

 ③災厄をもたらす魔王

 ④『暴嵐』としてのSSSランクの冒険者


 その全てを話したことになるが、ノトの面倒臭がりな性格を考えると何故こんなにも役職を持たねばならないのか、負担が大きくないかと今更になって思っている。譲れるものは譲りたいと考えている。ルギシニラの王としての地位くらいしか譲れるものがなさそうなのだが、恐れ多い強さと信頼の高さから中々やめる事が出来ない。実は跡継ぎを育てているとかいう噂がルギシニラ内ではまことしやかに流れている。王女との噂なのだが、真相を知る者は街に住むものには存在しない。


 名前は前世からの文字りだと言ったが名前を憶えていない為に見当がつかないが記憶あった自分は何故こんな長ったらしい名前を付けたのだろうかと記憶が若干戻りつつある今は悩みの種だったりする。前世の自分はろくでもない人生を送ったのは幾度も見たこの世界の景色で無い光景で察している。断片的に見える自分の過去であろう光景に胸糞悪い気分になっているが迷宮の封印が解かれつつあるせいなのか前程体調を崩す事が無くなった。敵は最終段階を進めているからこその回復なのも分かっているため持ちうる限りの対策は進めている。


 S級昇格試験ではA級の者だけでなくバッチを持った冒険者も参加資格があり、毎年変わるルールに耐えうることが出来れば昇格が認められることがある。逆に罪を犯そうとすれば剥奪される。今年はバトル形式だった為、一番シンプルで昇格者が少ないと言われる内容だった。体調が悪いノトが楽に終わらせるための自己中に決めた事だったがその真意を知るのはノトの事を良く知る者だけの為、ごく少数。そして、百合奈のランクアップがどれだけ果たされるかの賭けをサラとして負けたノトは渋々、『血の盟約』を行う。ノトの変化としてはレベルと魔力量が上がった位。繋がりが深くなった分、これから割と逃げる事が難しくなるのだがそれを知るのはまだ先。



-第6章終了時ステータス-



〔 ユキノトリア=ルギシニラ・ミル  27歳(287歳)  魔王(人間)

  魔法使い  Lv:264 (適正〈主〉:赤 青 緑 黄 白 黒 無 )

  スキル:全適正 邪王  魔力:15950〕 

 




桜城百合奈(魔人、人間) 歳:18 職:魔法使い Lv:143

髪:黒髪 ショート  眼:黒目


 異世界から魔王を倒す使命を与えられ召喚された一人。勇者では無く勇者のサポートをする為に”魔術師”として鍛えられるが中々強くなることが出来なかった。実際の百合奈の職は”魔法使い”であった。要領えない教えにも付いて行きいつの間にか勇者を凌ぐどころか召喚者の中でダントツで強さを身に着ける。メインの魔法だけでなく様々な技をノトより教えてもらい、ある程度を難なく熟す。


 S級昇格試験の一日目ではバッチを無事に守り切り、止まっていたギルドのランクの昇格を果たす。元より冒険者としてやっていこうとしていた訳では無いのであまり気にしてなかったがギルド創設から初の2ランクアップの快挙を果たしたため、冒険者として名が知れる。また、2日目でのタッグマッチでもSSクラスの二人と同等に戦っていた事で、余計に注目を浴び、未だAランクにして有名冒険者の仲間入りを果たしてしまった。本人的には不本意な結果。更には同郷者である千春と美奈からも二つ名を勝手につけられギルドに認定されてしまった。二つ名『滴雨』。何でも雨を降らせた、滴らせたのが特徴的だったからその様子から取ったと二人は語っていたようだった。確かに百合奈はそういうのには憧れは有ったもののいざ友人からつけられると何とも言えない感情が渦巻いたそうでしっかりお説教をしていた。が、本人は二つ名に関して満更でもない様子を見せていたらしい。(付けた本人たちの後日談より)


 賭けに負けたノトと『血の盟約』を行い、あまりの変化に体が付いて行かず痛みこそ殆ど感じる事が無かったものの意識を消失させた。次に起きた時に自分に急激な変化があった事を察した。ステータスを見ずに。変化として、

①魔人になったこと(魔法使いの長命種には多かった。)

②歳をとらなくなった(それどころかノトの影響で不老不死に。)

③ステータスの大幅アップ(レベルと魔力、新たなスキル獲得による魔法属性の適正変化。)

 と、様々な恩恵? をもたらした。また、密かに誕生日を迎えており、18歳に。他のインパクトが強く後で気付く。特に変わる事は無い.....と思っている。




-第6章終了時ステータス-



〔 桜城百合奈  18歳(18歳)  魔人(人間)

  魔法使い  Lv:143 (適正〈主〉:赤 青 緑 黄 白 黒 )

  スキル:心汲 主適正  魔力:6010  〕




〈召喚者〉



天野輝 職:勇者


 お前誰だと突っ込まれそうなほど真面目に取り組む様子が見える。百合奈と深く関わり、思いを知った事で自分のしたことがどれだけ恥ずかしかったのか気付いた。気付くきっかけをくれた友人たちには感謝しているし、周りをよく見て行動するようになった。


 観察力、洞察力が上がって何故か苦労人へと変わりつつある事実を何となく察し受け入れ始めている。


 


洛南美奈 職:魔術師


 自由奔放だが、魔術師としての実力は高い。同じく召喚された者達より一歩先を行っている。他ならぬ、魔力操作による効率アップなのだが本人は気付いていない。勿論、自分が実力が高い事も。それを自慢するわけでもない。自分が出来た事にただただ喜ぶだけ。


 S級昇格試験でももう少しという所でバッチを壊された。

 

楠木千春 職:治癒師


 元々人を癒す事に長けているため戦闘に関してはからっきし。運動能力は高いのだが、それがこちらでは通用しない様子は中々のギャップがあって可愛らしいとのこと。治癒師としては上位の実力。全体回復の発動スピードは一般の治癒師よりも早い。


 周りをよく見ているものの最近は美奈と一緒にふざけている事が多い。 







〈ギルド関係者〉



サラ=ウィッチェ・ファイアス(魔人、人間) 職:魔法使い


 炎系統の魔法が得意な現在、存命の数少ない女性の魔法使い。『魔女狩り』の一件でサラとノト、賢者以外の全ての魔法使いは絶えたので女性は一人だけだった。百合奈が魔法使いとして頑張っている姿は新しき同胞として、女性の後輩としてかわいがることにひっそりと決めている。


 ギルド創設者の一人で、SSランクの『焔姫』。魔術を生み出した創始者。雑務処理など中心に頭を使う職務を熟す。普段は赤髪の女性なのだが、人前に『焔姫』として見せる姿はハイエルフ。炎と森に住む自然系統の術が得意なエルフとはかけ離れているのだが、そこはノトの怪しげな笑み一つで考えさせることをさせなくさせている。その事実を知っているのはサラとノト、そして百合奈。





ヴェロック=バルディア・リキラル(機人) 職:拳闘士


 半分機械で長命になりえた機人。色々と機械をいじるのは好きだったが馬鹿らしい発想なのか自分に機械を埋め込みはじめ、それが度を越して行ってしまった為、今に至る。因みにその経緯で何度も死にかけたらしい。が、なんとかなってきた為辞める事は無かった。


 ギルド創設者の一人で、SSランクの『怪力』。機人という存在を明らかにし、安全な範囲で機人へと至るやり方を教えた。ギルドでは、頭を使う事が苦手なのでサラに全て任せてヴェロックは力で解決を図る。そう言う所が『馬鹿』と言われる所以なのだが本人が気づく事は無い。





シファル・エルミー 


 冒険者ギルド、エルシリラの街のギルドマスター。実は上位階級の悪魔。『完全記憶』を持っており、一度覚えた事を意識しない限り忘れる事が出来ない。全ての情報を吸収するので情報収集役として動いている。


 以前は高慢な態度を取っていたのだが、召喚直後ノトにより圧倒的な力でボコられたので付き従うようになった。喋り方さえ変えていなかった当時だがノトの命により今の話し方に。最初こそ不服だったが、今ではそれになりきってしまったせいで以前の自分の態度や話し方を思い出せず諦めている。(ボコられたと言いつつ記憶が飛ぶほどの、死ぬので無いかと思う程の痛みの為スキルが有っても思い出せない。)因みにノトが変えさせたという事実はノト自身覚えて無いので「記憶消せば解決だろう。」と提案されているが、実行していない。







【おまけ】



〈短編2〉




 訳あって席を外したノトとサラ。今この場にいるのは百合奈とヴェロックの二人。ヴェロックは一旦喋りだすとうるさい男では有るが話し上手でも無いし、聞き上手でもない。なので、話を振られない限りは自分から話し掛ける事は無い事が多い。とは言え、それもノトだけでなくサラに注意されたからで有るからなのだが、きちんと学習して覚えているのが凄い事だとノトはひっそりと思っているのだがそれをヴェロックが知る由も無いだろう。


 ふと百合奈は何かを思い出したかの様にヴェロックに話し掛ける。百合奈も別に沈黙や静寂な空間は嫌いでも無いし、居心地が悪いとかは感じない性質なので話題が無ければノトとサラが戻ってくるまで黙ってるつもりだった。



「ヴェロックさん、質問しても良いですか?」


「何だ!? オレに答えられる事なら何でもいいぞ!」


「ほら、街で初めて会った時があるでしょう? その時ノトさんから殴られていたじゃ無いですか。そんなに威力が無かったのに蹲るからどうしたのかなって思っていて。」


「ああ、あれか! あいつは何て言ってたんだ!!?」


「本人に聞けばいいだろうって言われたので。ノトさん的にはヴェロックさんへの嫌がらせだと思うんですけど、結局答えてくれなかったので聞こうと思ってたんですけど。大丈夫ですか?」


「構わないぞ! 先ず機人について詳しく言っておこう!」



 ヴェロックの話から機人というモノがどういう存在なのかを教えてもらう。


 機人とは自分を長命に至らしめる為に機械を組み込んだ元人間の事。一応、人に分類されるそれは今は人間と別のステータスで表記される事で別とされている。ヴェロックが機人という存在を作り上げ、今では安全な範囲での改造が認められているし、広まっている。頑丈で滅多な事では死ぬことは無いし、物理での攻撃や魔法、魔術の耐性も高いらしい。



「それは強いですね、弱点が無いように思えます。増々、どうしてダメージを与える事ができたのか疑問に思いますね。」


「弱点は機械が入っているという事だろう!!」


「機械、ですか。」


「元来の性格だから仕方ないのだがノトリアからしたらオレは鬱陶しいらしくてな! 黙らせる方法としてあるものを生み出して脅し始めたんだ! 悪魔かと思ったくらいだ!」


「似た様なものですけどね。」



 少し身震いしながら語るヴェロックに苦笑い気味に話しを聞く百合奈。詳しく話そうとヴェロックが口を開こうとすると向かい合って座っていたテーブルの中心にコトンと音を立てて小さな小瓶が置かれる。百合奈は不思議そうな顔をしたがヴェロックは若干顔が青ざめてきている。



「楽しそうな話をしているな、俺らも混ぜてくれ。な、サラ?」


「はあ、ノトリア、大概にしておいてね。」



 席を外していた二人が戻ってくる。ノトは満面の笑顔を浮かべ、サラは呆れた様な顔で溜息を吐きながら。



「あ、お帰りなさい。用事は済みました?」


「勿論だ、補充も完了したし、サラにも納品したし問題無いだろう。」


「補充? 納品?」


「これだよ。」



 そう言って小瓶を指差して楽しそうに笑うノト。サラも「助かったわ。」と言う。急に黙ってしまったヴェロックを見る二人を見て百合奈もつられて視線を変える。そこにはいまだ青ざめた表情のまま小瓶をじっと見つめたまま固まっているヴェロックの姿が有った。何となく嫌な予感を抱えながら百合奈は恐る恐る瓶の中身を聞く事にした。



「.........因みにこれ何ですか?」


「んー、サラ分かりやすく言うと何て言えば良いんだ、これ。」


「機人に効果覿面な毒薬、かしらね。」


「「............。」」


「簡潔で分かりやすい説明だな。」



 百合奈も固まり楽しそうに笑うノトとサラの姿だけがあった。すると、ヴェロックは立ち上がる。



「......ギルドに戻る!」


「何言ってんだ、ヴェロック。今回はサラと共同で考えて調合した特別な毒なんだから、試さねえといけねえだろ?」


「そうよ、実験しないと分からないんだから、大人しくそこに座ってなさい。」


「モルモットなんかになるかーー!!」



 物凄いスピードで逃げて行ったヴェロックをノトとサラはにっこりと怪しげな笑みを浮かべ同時に同じ言葉を言って追い掛ける為、百合奈は一人取り残された。



「「逃がすかっ!!」」


「ヴェロックさん、無事だと良いな。」



 凄く他人事のように呟いた百合奈の言葉は中へと消えていった。


 その後、ギルドの最上階の執務室で泡を吹いて倒れていたヴェロックの脇で実験結果と反省会、今後の改良点を話し合っていたノトとサラの姿が有ったそう。何でもヴェロックからの説教への仕返しとしてやった事なので自分たちは悪くないと百合奈に説明したそうです。




〈短編3〉




「そっちに行ったよ!」


「任せてー!」



 バルディアで依頼を受けて討伐すべき魔物を退治している一行は異世界から召喚された者達。魔物相手というのに殺伐とした空気は無く、出来る事をフォローし合って上手く立ち回っている様に見える。そのパーティーの中でもずば抜けた実力を持つ彼女は魔物相手というのにテキトウにあしらいながら、時に、的確に魔物を倒して一番の成果を上げていた。以前の彼女であれば考えられない強さと迷いない動作が改めて他のメンバーは彼女の変わりように驚きの声を上げてしまうのは無理のない事だと思う。



「依頼の魔物は此れで全部かな? えっと納品部位は........。」



 そう、この光景さえも日本じゃ考えられなかった事。討伐部位を確認しながら剥ぎ取ったりしている場面は平和な世界で生きていた彼ら、彼女らにとっては見たくない光景だった。



「よしと、こんなもんかな。終わったよ。」


「本当に遠い世界に住む人みたいよね。」


「千春ンも同じこと思ってたんだねえ。」


「.........失礼な事考えてる?」


「「全然。」」



 別に気にしていないのか否定された言葉を百合奈は素直に受け取る。


 召喚者たちから見ると百合奈の戦い方は兎に角凄いとしか言いようが無い。迷う事無く敵を見極めて必要最低限の攻撃を繰り出す。何時でもひた向きに全力で楽しんでいる様子は、以前から彼女を知る者達にとっては驚愕すべき事。



「本当に変わったわよね。」


「ちょっと羨ましくも感じるのは美奈だけかな。」


「それは少なからず誰もが誰かに抱く考えよ。当たり前のことだもの仕方ないわ。」


「達観してるね、千春ンは。」


「十数年生きていて悟ってしまった事を悔いるべきなのかしらね。」


「さあ? 美奈にはよく分からないや。」


「二人とも話に集中していると桜城さんに置いてかれるよ。」


「え? あ、ほんとだ。歩き始めてる事さえ気付かなかったよ!」


「強者の筈なのにその力の片鱗を感じないってどういう事なのかしらね。」



 周囲をキョロキョロと見渡しながら遠い場所にいた百合奈に追いつくために小走りになる。


 そんな事が数日と続いたそう。それが召喚された者たちが過ごしたS級昇格試験までの日常でした。






〈日常の一幕7〉




ユリ「今更ですけど、私何であんなに優遇されたんですか。一気に態度変わってビ吃驚しましたよ。」

ノト「元々あの手紙はユリナに当てていたものだった。『焔姫』のサラからな。」

ユリ「はい。」

ノト「で、その後もっと面白くなるかなと思って手紙を確認するって言って受け取った時に細工した。」

ユリ「道理で。あの時ノトさんなら別に触らなくても分かるんじゃないかと思ってたんです。」

ノト「まあ、サラの技術は凄いから触った方が分かりやすいし、解きやすいんだけどな。」

ユリ「どうせいつもの悪戯でしょう?」

ノト「まあ、それも有ったけど.......。」

ユリ「? 他に何か?」

ノト「いや.....。」

ユリ「何か歯切れ悪いですね。」

ノト「.............だよ。」

ユリ「え、なんて言いました?」

ノト「悪い虫が近づいてこない様にだっ!」

ユリ「そんなムキになって言わなくても.......。」

ノト「ホントは俺やサラの二つ名を聞いていれば近寄る連中はいないと思っていたのだが。」

ユリ「ああー。絡まれましたね、見事に。」

ノト「お祭り騒ぎに酔っているのか、本当に酔っていたのかは分からないままだったが、あの場で彼奴らを殺そうかと思ってた。」

ユリ「また、物騒な事考えてたんですね。」

ノト「心配してたのに素っ気ないな。..........もう助けねえ。」



 本当は心配して助けてくれたことに内心喜んでいたユリナはそれを悟られない様に素っ気ない感じを出していた。分からないノトはユリナの態度にむくれたのだった。



 その後、ユリナが感謝を言って、少し気を良くしたノトがいた。



〈日記6〉



 バルディアという未だ行った事のない街へ行けるとワクワクして、でもノトさんの体調の悪さと激務とで顔色を悪くしていたけれどいつの間にかケロッとしていた。その理由が「自分の力を受け入れた」という事らしい。それは良い事なのか悪い事なのか私にはおおよそ見当がつかない。ただ、元気な姿の裏には時折、苦痛に歪む顔が見え隠れしている事も知っている。「躊躇いなく自分を殺せ。」そう言ったに等しい言葉を天野君に伝えたのはこれから起こる事が予感出来ていたのか、それとも保険をかけておいただけなのかは分からない。怖くて聞く事も出来ない。


 とは言え、バルディアでは日本らしい近代的な様相だったので懐かしさと共に色々な発見に感心し、楽しんでいたのも事実。


 一番の驚愕はノトさんの最高ランクの冒険者であったこともそうだけどSSランクの冒険者、トップ達と言えばいいのだろうか、会ってじっくり話せたことだろうか。美奈ちゃんが言っていた「案外会ってるかもねえ。」なんて言葉が現実になっていると誰が予想できただろう。あ、もしかしてこれがフリって奴なんですか!? と日記なのに一人でノリツッコミしそうな勢いで恥ずかしくなってきたので本題に戻る。


 気さくな人たちでかの英雄たちの語り継がれている歴史と伝説には似ても似つかない存在に思える。あくまでああいう本とかは本来よりも誇張されて書かれているので仕方ないと言えば仕方ないのかもしれない。当の本人たちはそんなに気にしてない様で「勝手に解釈してくれ。」というスタンスらしい。大声で言える訳も無いので語らせたい様に語らせているとか何とか。あの『魔女狩り』の終わりを模した壁画がエルシリラにあったと思って話すとその時代の聖剣の適合者を探していた国が今のエルシリラに位置していた影響なのではないかという事だった。剣を掲げ、中心に立っていた人物は大男、その左右にいた人物が男女で見た目的には魔術師、魔法使いという感じだったのだが。見た目的に屈強な男が良いだろうという誰かさんが面倒臭い事を避けた結果、ヴェロックさんが何故か剣を持っていかにも勇者であるかのように書かれていたとか。顔ははっきり書いてあったがそもそも昔に書かれた物なので劣化によって、後は不思議な事が起こって顔が認識できない様になっているとか。まあ、そんなたいそうな事を何食わぬ顔で出来る人がいたなと思って私とサラさん、ヴェロックさんは同じ人を見ていたけど、見られていた本人は気付いていない様だった。




 本当に沢山の事があった。驚きが一杯あったけれどステータスの変化には目を回した。変わり過ぎというか、ノトさん曰く引っ張られたとの事だけれど勇者を差し置いて強くなって、って魔王はノトさんだったなと思う。秘密主義というべきなのか面倒臭がりで何も言わなかったのかそれは分からないが(多分後者だとは思うけど)、大事な人の事を知れて嬉しく思う一方、性格からしてよくそんな沢山の面倒事を抱えているなと呆れつつ、驚いていた。逃げ出せない理由がそれぞれあるからこそこうなってしまったんだろうけど。成り行きで行きつく果てでは無さそうな感じもする。




 何のために呼ばれたのか。ファーリアさんの研究成功を示す為とか言ってたような言って無かったような、なんだけれど私にはこれから大きなことが起きるという予感が拭えない。簡単に出来るものでは無い筈だし、勇者には勇者としての役割が、そして時代遅れ、存在自体疎まれている魔法使いの私の役割が。あるからこそ、呼ばれたのではないか。どんな困難にも立ち向かい解決できる様自分自身の力を磨いておこうと思う。

























 そして、どうか未来ではいつもと変わらずあの人と笑っていられる人生が歩めてますように。



















本編より長いですが、書き終わった時気付きました。


次の章は色々と回収しながら束の間の休息みたいに書きたいです(願望)

過度な期待せず待ってて下さいね。

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