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見習い魔法使いが最強に至るまで  作者: 鬼仁雪姫
第4章
45/103

登場人物と紹介4




【キャラクター紹介】


〈メインキャラクター〉


ノト=ルギシニラ(魔王、人間) 歳:27(287) 職:魔法使い Lv:257

髪:黒髪 腰まで長く、前髪で右目が隠れている

眼:左目:黒 右目:紅


 極度の面倒臭がり屋。あまり過去について話さなかったが色々な事情がバレていき話す事になった。不老不死で長い時を生きたノトにとって百合奈はほんの少しの退屈凌ぎだったが気づかぬ内に自分が心穏やかに過ごせている事実に気付かされ手放したくないと感じるほど。だが、まだ秘密は抱えている様で......?


 森の賢者の元、2年間の修行で剣術、魔法、体術等、当時弟子が多かったので魔法以外の強さも習っていたのが今の強さの秘訣。そしてルギシニラの街の発展を手伝い、いつの間にか王座に就いていた。街の人からは多大な信頼を得ている。また、災厄をもたらすと言われる魔王でも有るが、自我を保っている。


 髪は長いままだが百合奈と二人だけで過ごすときは前髪を流して両目が見える状態が増える。



−ステータス−


〔 ノト=ルギシニラ 27歳(287歳) 魔王(人間)

  魔法使い Lv257 (適正〈主〉:赤 青 緑 黄 白 黒 無 )

  スキル:全適正 邪王  魔力:15600 〕





桜城百合奈(人間) 歳:17 職:魔法使い Lv:100

髪:黒髪 ショート

眼:黒目


 クラスメイトと共に”異世界召喚術”によって召喚された一人。限界突破後の影響もあり魔力操作によって、蒼色を抜いて髪と目の色が元の黒色に戻った。何故か髪が2~3cm程、急に伸びた影響で此方の世界では流したままにしていた髪を縛るようになった。


 賢者の修行を経て『限界突破』でのレベル上限が解放されたが修行中、賢者と話していて自分が気付かなかった、気付こうとしていなかった感情を知る。最初は否定していたものの考えれば考えるほど強く否定できなくなっていった。自分の想いを正直に伝えようと思ったがいざ向き合うと恥ずかしさでどもってしまい逆ギレするという訳の分からない事態になった。


 そんな大事な場面を思い出し過去に苛まれる。が、その後の出来事を思い出し滅茶苦茶、心が乱れ落ち着かなくなる事を一人でいるとき割りと繰り返すことになる。




―4章終了時ステータス―


〔 桜城百合奈 17歳 人間

  魔法使い Lv100 (適正〈主〉:青 白 黄 〈副〉:赤 )

  スキル:心汲  魔力:4290 〕





〈ウィッチェの街〉



トレンティ=ウッデンファルユ(樹人族=亜人族) 職:魔法使い


 『森の賢者トレント』とも呼ばれるが此方の名前の方で呼ばれる事が多い。別に気にしても無いので本名は中々知っている者はいない。


 魔法が栄えていた時代は賢者の元には多くの弟子がおり魔法の腕を磨きたい、才能が有るので育てたいと思う者たちに自分の知識と技術を教えていた。ノトもその一人だが、出自は分からないまま強さを手に入れた後はフラッと出ていってしまった。その後何度か見守ってはいたが200年以上経ち漸く信頼できる唯一の者に出会えた事を喜び止まっていた時が動き出した様に見えたので心底嬉しそうにしてたとか。


 魔法だけの強さを比較すればノトよりも上である。今も弟子として生きている者はノトともう一人の女性、そしてユリナのみであり魔法使いが減ってしまった【魔女狩り】に関して心を痛め、何度もノトに謝ったりしていたらしい。この【魔女狩り】によってノトは悲惨な運命を辿る事になったのだから....





〈ルギシニラの街〉



ルピとレイト(悪魔)


 ルギシニラの街を治める魔王の側近の悪魔の二人。悪魔は概念的存在で受肉によって世界に顕現し活動する事が出来る。なので魔族とは違う。悪魔の受肉は高度な魔法なので失敗すれば術者の命が絶たれる。高位(強者)であれば有るほど難しいのだがルピもレイトも一番上の存在だったりする。



ルピ 女


 真面目な性格で厳格。あまり素とは態度が大きく変わらないが信頼している友人しかいない空間では表情が緩む時がある。魔王であるノトを尊敬し圧倒的な強さを好いている為影ながら強さを磨き、どんな命令も完璧にてきぱきとこなす。



レイト 男


 人前では真面目な態度に変わるが一部信頼できる友人の前では様変わり。ルピと同様の強さを持っているがチャラチャラしているのを注意され人前では真面目な態度を取るようになった。魔王であるノトはその辺の態度をあまり気にしないので尊敬はしているが素の態度で接する。







【おまけ】



〈日常の一幕5〉



ノト「プッ、クスクス。」

ユリ「? 何読んでるんですか。」

ノト「本だよ。この本。」

ユリ「それ面白いんですか。何かタイトル見ると研究結果とか重い感じの事が書いてあると思うんですけど。何か面白い研究とか有った? とかですか。」

ノト「まあ、そんな所か。面白いっちゃ面白いな。」

ユリ「へえ、私にも見せてください。」

ノト「読み終わったらな。」



−暫し時間が過ぎ、



ノト「よしっ、読み終わったぞ。楽しかった。」

ユリ「早速貸してください!」

ノト「おう、此処に置いとくから。俺は部屋に戻るからゆっくり読んでると良い。」

ユリ「いや、此処にいても良いですよ?」

ノト「え゛っ、いやー、やりたいこと有るから部屋に戻る。」

ユリ「? まあ良いですけど。」

ノト「それじゃあごゆっくり。」



 ノトは足早に部屋に戻っていく。



ユリ「変なの....。よし、読んでみよう、ん? 何か変に本が膨らんでる。間に何か挟まっているのかな?」



 妙な感じで分厚くなっている本の間くらいのページを開く。すると一回り程小さい本が挟まっていた。それを見た瞬間ユリナは固まる。



ユリ「フッ、フフフ。良かろう。戦争がお望みか。」



 ガタッと立ち上がりノトが入っていった部屋の前に立つ。そしてドアノブに手を掛け入ろうとするが開かない。



ユリ「.....。壊すかっ!!」

ノト(やめろっ、壊すなっ!)

ユリ「それじゃあ観念して出てきてください。人の物を勝手に持ち出した上、読むなんて。一発、いや気が済むまで殴らせて下さいっ!」

ノト(いや、机の上に放置していたユリナが悪いんだろっ、俺のせいじゃねえ!)

ユリ「ええ、そうですね。ですが知ったこっちゃねえです。それに、ですね。此処で許したらまた勝手に読みそうなんできっちりお灸を据えなければなりません。」

ノト(....それって謝って許されねえの?)

ユリ「謝って済んだらサツは要らないんですよ? てことで、覚悟しやがれぇぇ!!」



 ドォンと大きな音を立て扉が破壊される。



ノト「うわっ、壊しやがったなっ! 直すの俺なんだぞっ!?」

ユリ「それ位、いや、それ以上の罰を受けるべきぃぃーーー!」

ノト「おい、部屋ではやめろっ!!!」

ユリ「手遅れですよっ!!」



−ドタドタ、時折上がる悲鳴。



ノト「本当に申し訳ございませんでした。(土下座」

ユリ「今度はこういうことしないでくださいねっ!」

ノト「....善処する。」

ユリ「(ギロッ」

ノト「しないです。約束します。勝手に人の日記は読みません。」

ユリ「もう、本当にお願いしますね。」

ノト「−−−。」

ユリ「え?」

ノト「なあ、俺の事散々書いてくれたよなぁ?」

ユリ「...いや、それはー。(汗が滝のように流れてくる」

ノト「取り敢えず俺のルールでやられた分はやられた分だけ、いやそれ以上に仕返ししてやらねえと、なあ?」

ユリ「....。(ビクビク」

ノト「俺がやられるだけで済むと思ったら大間違いだぞ。(ニコッ」

ユリ「清々しいほど良い笑顔向けないでくださいよぉ。」



ユリナ談:この後は、うん。言葉には出せないかな。





〈日記4〉



 大規模戦闘後大幅に上がったステータスだったがそれでもカンストはしなかった。惜しくも無かったけどどうやら魔法使いは敵を殲滅するよりも自身の魔力のコントロールを極めた方がレベルの上がりは良いみたいだ。賢者様のいた空間は魔力が安定しており使用効率がとても良いそうです。確かに発動まで時間を掛けなかったし威力もそこそこ高かったりして賢者様にやりすぎと注意された事が何度か有った。それでも当初の予定通り99レベルに達し『限界突破』を行いレベル100以上の、もう上限の無い強さに足を踏み入れてしまった。此処からは己との勝負っ! とでも言っておこう。一度言ってみたかったからだ。日記にこんなことを書くのはおかしいかもしれないけど。今度からは〈副〉だった[黄]が〈主〉に来たため威力を考えないと人を殺す威力になってしまうかもしれないので注意しなければならないだろう。唯でさえ〈副〉も強い威力だったしレベルアップによる恩恵で更なる力を得ていることだろう。今後どのように使っていくかは追々試していきたいと思う。強敵に会う予感が今はしてないんだけどさ。


 そして遂に師匠についてパート4。此処にきて漸く色々な事実を知ってしまった。勿論聞こうと思っていたが思いがけない形で明かされてしまったけどね。棚ぼたとはこの事か。不本意な結果だとかぼやいていたけど避けよう無い場面じゃ無かったか。と文句を言いたくなったのはぐっと堪え我慢した。私偉いと思う。師匠より大分大人だと思う。と、本題を自分なりに分かりやすくまとめておこうと思う。先ず師匠は200年以上生きているということ、本当にお爺ちゃん説有ったやん。とこれを書いているときに思い出した。見た目若いのは不老のせいで、それだけでなく不死も有るのだとか。そんな長い間生きてたら出会った人たちは先に死んでしまう事が多いだろう。私だったら耐えきれそうに無い。だからこそ、面倒と言って人を避けていたのだろう。私の想像以上に辛い人生だと思う。まだ17年しか生きてない私にはこれ以上考えることは難しい。

 そして魔王でも有る。本当の魔王が街を治めてるなんて誰が想像しただろう。魔王の特徴として”魔眼”と呼ばれるのが右目の紅眼らしい。この世界では赤い目の人がいなかった訳じゃないけど凄く鮮やかに見えた。正しく〝紅〟色と呼べる、そう思う。そんな綺麗な色に目が奪われてしまった。そしてルギシニラの街の王でもある師匠は普段の黒髪として最初は過ごしていたが王座に就くに当たって何となく変えたら白く短い髪で両目を赤くしていたとか。何となくについてを思い出したら街に住む子供たちに「こういうイメージだよー!」とか何とか言われたのが結局の原因らしかった。イメージが違うと子供の無邪気さから言われてちょっとショックを受けたのを思い出して頭を抱えて唸っていたのは私の記憶に新しい。肝心のステータスについては此処では省こうと思う。長ったらしく書くと日記でのネタが無くなるからね。とは言え第六感が何かまだ秘密が有るのでは? と訴えてきているがこれ以上の秘密は容量オーバーになるかもしれないので出来れば無い方が有り難いかもしれない。そんな事書いたって無駄だって分かってるけどね。






 遂に日記が読まれてしまった。しかも何か古典的というか漫画とかアニメとかで見たような方法を使って。あろうことか私の目の前で読んでいたのだ。教科書に隠して漫画を読むとかやる人いるんだと似た状況に呆れ、読まれた恥ずかしさから暴走し改築した家を内部のみだが半壊させた。後悔はしていない。異世界人だし黒髪から察するに日本人で有るだろうとは思っていたけど本当に日本語が読めるからと言って勝手に読むのは無いと思う。結局土下座をして一応反省されたので許した。よし、修理しなければと壊れた所を自分でやったのに意外に被害が大きかった事に白い目で見ていたらボソボソと何か言われたので未だ正座でいた師匠を仁王立ち状態のまま見下ろしたら不敵に笑っていた。まあ、普通に考えれば師匠がやられっぱなしでいるわけ無いよね。フラッと立ち上がると仕返しと言われたので少しずつ後ずさって逃げようとしたら私の後方に障壁をしれっと張っていて逃げ道を塞がれ汗が滝のように流れた。身長差もかなりあるので威圧感がある。所謂壁ドン状態で打開策を必死に練っていた。けど無駄だと知る。剣術や体術も習っている上、魔法でも勝てないのだから逃げられっこない。観念した様に見せかけ隙をついて逃げるしかもう策は無いと思いその策だけを考えていたが隙どころか、考え中に攻撃され、私は思考停止によって逃げることは叶わなかった。へにゃっと体の力が抜け腕で口元を抑えて視線を激しく泳がせて、その場に座り込んでしまった。その私の姿で満足したのかニコニコしながら部屋の修理を始めたのをボーッと眺めていた。告白して想いを伝えた後からは師匠の仕返しが魔法による仕返しじゃなくなったのが一番に辛いというか心臓が持たないというか。










......例え、それが仕返しだとしても、嬉しいと思ってしまう、自分のチョロさがヤバイ気がする....。






 次章はまったり、にしたい(願望)

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