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影葬の剣  作者: いうな
第五章 一級試験編
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第六十四話 追撃

数分前........



まあとりあえず着地はできた。

仲間はどこだろな....。


端末を見る。


えーと何々.....

仲間は22番と16番か。


早く探しに.....


ピロン。


「試験番号16番、18番、14番、22番、

11番、23番、35番、12番、24番、21番、29番


_______落下死により脱落。」




んんん?


.....いきなり味方0か。


まぁそれはそれで都合が良い。

これで暴れられる。

まあ暴れたいわけではないが、

誰にも迷惑かからないからな。


........いや、悠真には迷惑かけるか?


まあアイツなら大丈夫だろ。

私の攻撃も無効化できそうだし。


後で合流して情報交換しよ。


......この日のために、

究極影法を完成させてきた。



「【”旋”】」


体が地面から浮き上がる。


「【”流動”】」


私の周りで風が吹き荒れる。


体が急に飛び上がり、

エレベーターのように上がっていき、

雲の少し下くらいで止まる。


「【”天上”】」


空が曇りはじめる。


「【”荒れし” ”世界” ”二極” ”意識”】.......」


両手の手の平を合わせ、

ゆっくりと開いていく。


手の間には青い光の塊が出来ていた。


「【”五素よ土へ還れ”】........。


絶界(アブソリュート)堕天(パシュート)】!!!」


雷が私の周りを覆う。


手の平の間から光線が次々と放たれる。


この究極影法は敵を自動で発見し、追尾する。


まぁ流石に殺すのは気が引けるので、

追うのはあくまでも「端末」に設定してある。


し・か・も肉体は避けるように作っている。



ドォン!!!!



一つの箇所で大爆発が起こる。


まあ死なないとは思うが、

光線が地面に着弾すると爆発するようにしている。

爆風にも追尾システムを付与している。


ピロン。


「試験番号79番、52番、45番、

__端末の破壊により脱落。」


ピロン。


「試験番号37番、28番、8番

_____端末の破壊により脱落。」

 

ピロン。


「試験番号39番、38番、26番

__端末の破壊により脱落。」


ピロン。


「タスクが9個終了しました。

報酬を受け取れます。」


「マジか....。」


でも究極影法を完成させて起動するための

”契り”で両手で掌印を作っとかなきゃいけないんだよなぁ.....。


報酬は後で確認しよ。


....にしても、特定の人間の番号がわからないってのは

不便だな。もしかしたら今のチームの中に

悠真のチームがあったかもしれん....。


まあ大丈夫だとは思っているが.....。


森林を見つめる。


爆発のせいでちょっとした火事が起こっていた。


まあ絨毯爆撃とやってることは変わらないからな。


自動追尾の光線とは別に、

頭上に大量の光線を出現させる。


まあ殲滅するには一番早いのはこれだな。


光線を森林へと次々落としていく。

この攻撃の半径は600mくらいだ。


まあこの会場ならこの範囲が焼け野原になっても

特に問題はないだろう。


耐えてくれよ~悠真........



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



.....どうするか。


アリスをこのまま放置するのは危険すぎる。

マナに事情を話して治療してもらうしかない。


だがどうやってマナの所まで行く!?


.......俺の影は普通の人間には有毒だ。

アリスの傷口をいつまでも塞ぎ続けれない。


つまりマナの所までの道中で、

俺は影を纏って無事に到着できるとして、

アリスには影を纏わせれない........。



「あら.....お仲間さん死にかけてるじゃない」


「やっちゃいますか姉御ォ」


背後を見ると、

巨体の女と男二人が立っていた。


女はバットのような形をした遺物を手に持っている。

後ろの男二人は....多分影法師だな。

微弱な影力を肉体から感じる。


.....戦うか。


だがいつ飛んでくるかわからないホーミング弾

からアリスを守らなければいけない。



......対処法は三つ。


1.アリスを抱えて気合いでマナの所まで逃げる

2.コイツらと短期決戦して全員の端末をなる早で壊す

3.土下座して見逃してもらう


3は明らかに無しだな。

そんなのが通るような奴らには見えない。

高一の時振りに俺の「超!アルティメット土下座」を

披露しても良かったんだが......。


ちなみにその時土下座したのは、

陸上部の先輩に金を借りて返してなかったからです。

すんません先輩。転校したからまだ返せてない。


まぁそんなことはどうでもいいとして、だ。

作戦を実行するとして、2→1だな。


一旦三人の方を向きなおす。


「漁夫の利狙おうってか?

そんなんで勝って楽しいのかよ」


「....私達はね、5浪もしているのよ。

同じチームになる仕組みも覚えた。


......溢れ出る影力でわかるわ。

あなた相当強いでしょう。

私達を手伝ってくれれば、

その子も治してあげるけど?」


「ハッ、息を吐くように噓吐くじゃねえかよ。


一人は秘技師、もう二人はバリバリ攻撃属性の箱だな。

.....お前らがどうやってコイツを回復させんだよ?」


まぁ攻撃属性ってのは半分カマかけだ。

女の後ろにいる二人は俺の方向へ指を構える.....

....ような動きをしていた。


「ご名答。

やっぱりあなた強いわね。

でも3対1でどこまでやれるかしら?」


「どうだろうな。

生憎、可愛い女の子が見てるんでね!!!」


背中の刀に手をかける。

引き抜.....こうとすると違和感があった。


抜けない!!


鞘から抜こうとするが、

5cmほどしか上に上がらないのだ。


マジかよ.....。


影で剣を作り出して戦う方向にシフトするか。

刀を鞘に戻す。



チャキン。



「......あ?」


鞘と刀の鍔が触れた瞬間、

目の前にいた女の体が大きく斬れた。


広範囲に鮮血が飛び散る。


確かに1級遺物とは言ってたけど.....。

.....あの人効果説明してなかった!!


「姉御に何すんだテメェ!!」


女の後ろにいた二人が

開いた拳を突き出して突っ込んでくる。


「【影壁】!!」


地面を思いっ切り踏み込み、

影を浸透させる。


そのまま影を壁の形にし、

地上へ出現させる。


「チッ、なんだこりゃぁ....」


壁の向こうから殴る音が聞こえる。

試作段階の技のため、耐久性は見込めない。


急いで逃げるとするか。


アリスを抱きかかえて走り出す。

光線が来たらとりあえず全力で避けよう。


「.......わた....しのことは置いて行ってく..ださい」


「なんでだよ?」


アリスの箒と帽子が落ちていたのでついでに回収する。


「もう.....無理な気が.....してきま...した」


「あのなぁ....俺は諦めてないのよ?

悪いけど、アリスももうちょい頑張ってくれよ」


「......呼び....すてしないでください......」


「何その謎のプライド!?

 プライド貫くなら頑張れ!

 生きろ!!」


ていうかマナ.....。

アイツむやみやたらに人を殺すような奴だったか?


アイツなら自動追尾の球を使うとして.....

対象は人間の肉体じゃなくて端末にするんじゃないか?


その時だった。


目の前から五本、光線が飛んできた。


避けちゃダメだよな。

光線に背中を取らせることになる。


もう一度地面に足を踏み込み、

影の壁を出現させる。


光線が壁に激突したのか、

壁が割れて壊れる。


だが同時に光線も消滅していた。


しばらくはこの壁を多用していくか....。


だがいちいち停止してもいられない。

最速でマナの所まで行く。


.......俺の体が危ないが......。

今はこれしかないだろう。


「持ってくれよ俺の身体....」


     つづく

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