黒い猛獣
俺は今日も診療所で仕事をしてる。
今は調理場で料理を作って居る所だ。
最初は、まったく料理など出来なかったが
レジーナさんのスパルタ指導の元
中々の腕前だと自負してる所だ。
「うんうん、いい感じだ。
料理人の資格取って料理人に成るのも悪くないな」
ガタン
ん?
俺は黒い猫と目が合った。
お互い時間が止まった気まずい数秒間
気まずいので、
俺は黒猫に食べ物を与えてみる。
「ほーら、食べ物だよ。
こっちにおいで」
「シャーー」
え、オレ威嚇されてる?
何でエサを上げて居るのに?
「レイさん、そろそろ料理出来た。」
「にゃあー」
黒猫はレジーナさんの足元で甘えている。
「レジーナさん、その黒猫は?」
「レイさん初めて見たの?
このネコは、この辺を彷徨いて居る野良猫よ。」
「そうなんですね。
可愛い黒猫ですね。」
俺は黒猫を撫で様と手を伸ばす。
「シャーー」
「あら、このネコ人懐っこいんだけど」
お、オカシイ俺の様な優しい人間は
動物からも好かれるハズなのになぜ?
レジーナさんに動物にも好かれる心の綺麗な俺アピールが出来ないなんて
おのれー黒猫め
「にゃあ」
窓から白いネコが入って来た。
スタッと飛び降り俺の足元にやって来た。
「にゃあ」
おー、動物にも好かれる人アピールが出来るチャンス
俺は白猫を撫でる。
「にゃあ」
素直に撫でられる白猫
「な、なんて可愛いのだろう
ご飯を食べるか」
素直に、ご飯を食べる白猫、可愛い
「その子は初めて見る子だね。」
レジーナさんは撫で様と手を伸ばす。
白猫はスッと、かわす。
「えーなんで私、動物から好かれるタイプなのに」
どうやらレジーナさんは俺と同じタイプの様だ。
考えて居る事は同じ様だ。
レジーナさんは少し涙目だ。
黒猫は白猫に近寄って行く
「にゃあー」
ペシ
「ニャ」
黒猫は猫パンチを食らって居る。
ぷ、ザマァみろ
可哀想だから俺が慰めてやろう
黒猫を撫でてやろうと手を伸ばす。
「シャーー」
ペシ
「ニャ」
だが素早く白猫が黒猫に猫パンチをして
黙らせた。
コレは、もしや4角関係?
恋愛なら泥沼確定だな
「おい、お前ら何を遊んで居る」
ロベスさんが怒りながら入って来た。
「ぎゃー」「ぎゃー」
レジーナさんと俺はアイアンクローの罰を受けた。
俺はロベスさんのアイアンクローの衝撃で記憶が、
戻る事も無く頭が痛いだけだった。
「サボってないで、サッサと食事を運べ
患者さんを待たせるな」
一応、俺も、まだ患者なのに
俺とレジーナさんは涙目で料理を運んで行く
後で分かったが白猫はメス
黒猫はオスだった。
俺は、この2匹をクロとシロと名付けた。
そのまんまやんけオレ
オレに名付けのセンスが無い事は分かった。
今日も少しずつ自分の事が分かって行く日々だったので有った。




