アレキサンダー
次の日
2頭の馬を借りた
「また、お前か?
お前以外の馬は居ないのか?」
「すみません 今、他の馬は貸し出せ無くて」
「大丈夫ですか?
昨日もコイツに乗ったんですけど」
「大丈夫です。コイツは丈夫ですから」
馬が嫌そうな顔をする
「こいつの名前は何て言うんですか?」
「アレキサンダーです」
「随分、大層な名前だな
どちらかと言うと、あれれサイダーだよな」
「ブルルル」
人間の言葉が分かるのか怒った様だ
「ローラさんはアレキサンダーに乗って下さい」
昨日も乗って居るから体重の軽いローラさんが乗るのが良いだろう
ビクッ
馬が突然、俺に甘えて来る
「レイさん気に入られた様ですね
なら私はコチラの馬に乗りますね」
馬が、ほっとした様に見えたのは気のせいだろうか?
俺達は街の外に出て、見回りも兼ねて街を1周する。
「レイさんデートみたいですね」
ローラは小声で話掛ける
「え、何か言いましたか」
「いえ、何でも有りません」
ローラの頬が少し赤く成る
アレキサンダーは思った
リア充、爆発しろと
馬の耳は、とても良いのだ
しばらく乗馬をした頃
「レイさんサンドイッチを作って来たので食べましょう」
「ありがとうございます」
俺達と馬は休憩を取る
「コレ凄く美味しいです
ローラさんは料理が得意なんですね」
「そんな恥ずかしいです
簡単な料理ですから」
実は無茶苦茶、気合いを入れて作って居た
天気の良い昼下がり
のんびり街を1周して街中に帰る
「ローラさん、ちょっと待って下さい」
「どうしました?」
俺は街の露天商の前で馬を降りた
「ローラさん、乗馬とお弁当の御礼をしたいので露天商で何かプレゼントさせて下さい」
「は、はい」
ローラさんはペンダントを選んだ
「すみません、コレを下さい」
ペンダントをローラさんに渡した
「すみません、コレも下さい」
ローラさんが同じペンダントを買い
俺に渡して来る
まいったな、御礼のつもり、だったのに
プレゼント交換に成ってしまった
「ありがとうございます」
断るのも失礼なので、ありがたく頂き身に付ける
「レイさん、私にもペンダント付けて下さい」
「あ、はい」
俺はローラさんにも ペンダントを付けてあげる
「ありがとうございます 大切にしますね」
「こちらこそ、ありがとうございます」
ローラは上機嫌で兵舎に帰って行く
アレキサンダーはリア充を観てモヤモヤするのだった
爆発しねえかな




