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学園カースト最下位のキモオタデブな俺、クラス転移で「ヲタ通」と判明した瞬間追放されたが、なぜか女子達が集まってくる件  作者: ろんどんべんと


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第41話 「遺跡調査とヲタ通」


風間(コザ)SIDE~


目を覚ますと数名の角が生えた女性たちに囲まれていた。その中に一人ローブをかぶった女性がとその声がしてきた。


「こいつが男性勇者の風間(コザ)


「そうだ」


「思ったより。ひょろいな」


「細いし。大丈夫?これで本当に勇者なの」


「間違いない。私が保証する」


「貴方が保証するなら信じるわ。イメルダ」


こうして俺は、魔国へ連れていかれた。


~クミSIDE~


俺たちは、遺跡調査に向かっている。今回は王城からの依頼ということもあり、ルナ様、ドロシー、更に学者先生と衛兵も来ていた。目的地は、王城から北へ数キロ離れた魔の森の中にある古代遺跡だという。


結奈は、入口の横に苔に覆われていた石板を見つけ指さした。


「クミくん、これ見て」


「ん?」


表面には読みにくいが古い文字が刻まれている。俺は何気なく読んだ。


「……秘密基地」


「うん。秘密基地って書いてある」


「「…………」」


その場の空気が止まった。ミリアが首をかしげる。


「ひみつ……きち?」


フィリアも石板を眺める。


「古代文字……ではありませんか?」


ルナ様まで近寄ってきた。


「何と書いてあるのじゃ?」


「え?『秘密基地』だけど」


「わたしも『秘密基地』って読めるよ」


結奈も普通に答えた。


全員が固まる。


「…………」


「…………」


「…………」


ミリアがゆっくり俺を見る。


「クミ」


「ん?」


「なんで読めるの?」


「え?」


フィリアも結奈を見る。


「結奈さんもです」


「え?」


結奈は首をかしげた。


「だって、普通に秘密基地って書いてあるじゃん?」


「「普通じゃない!!」」


全員のツッコミが遺跡に響いた。


《解析開始》


《……》


《解析不能》


「え?」


《言語:不明》


「いや、日本語だけど?」


《その言語データは登録されていません》


「お前も読めないのかよ!」


《禁則事項です》


「困ったら禁則事項?」


《言語データにこのような文字の登録がありません》


「じゃあ。何故、俺たちは、この世界の言葉を喋ることができるのだ?」


《うっ!》


「何か、隠しているだろう」


《隠しておりません》


「じゃあ。教えろよ」


《うっ!》


「やっぱり。何か、隠しているんだろう」


《隠しておりません》


「じゃあ、教えてよ」


《はぁ…》


「何故、ため息を吐く」


《たぶん、理解できないからです》


「いいから。教えろ!」


《魔導方程式による音声解析と周波数変換を行い、大規模言語演算で最適化しています》


「意味がわからん」


《だから行ったのに》


そして学者側。


「国府田様!」


「はい?」


「今、なんと読まれましたか!」


「秘密基地ですけど」


「え?」


「秘密基地」


「秘密基地」


学者たちが青ざめる。


「五十年……」


「いや百年だ……」


「誰も読めなかった古代文字を……」


「一瞬で……」


クミと結奈。


「「なんで?」」



☆☆☆


古代遺跡の奥まで来た。そこは少し広い広間になっている。その中心の台があって、その台に置かれていたのは――


それを見た結奈が


「……炊飯器?」


俺も同意だ。


「炊飯器だな」


すると学者たちは困惑する。


「古代の……神器?」


クミは近付く。正面には日本語で『魔王封印』と書かれていた。これって…あれだよな。


「いやいやいや!」


「そんな雑な封印ある?」


結奈も読む


「魔王封印って書いてあるね。これって、どこかで見たような気がするんだけど」


「俺もそう思うだけど、なんだったかな?」


「クミ君。それを開けるつもり?」


「国府田様!!いま、魔王封印と言いましたよね」


炊飯器に手をかけた俺に学者たちが驚いている。


「古代の神具ですぞ。本当に魔王が封印されている可能性もあるのですぞ」


「結奈、どう思う?」


「うーん。いるような気がするけど、流石に、この炊飯器に封印されているとは思えないんだけど」


《魔王封印である可能性49.999%》


「おい!!ナビ子。そんなに高いのか」


「クミ!!ナビ子の判断から開けない方がいいわよ」


《その通りです》


「あ?」


「え?」


《はぁ…》


そして


「まさか……」


カチッ


「クミ!!開けるなーー!!」


パカッ


ポンッ!


煙とともに小さい魔王みたいなやつが出てきた。


「ふははは!我こそ偉大なる魔王――ぐふぅ…」


ドゴォン!!


次の瞬間、結奈のパンチで『自称魔王』は壁ドンされてしまった。


「ぎゃあああ!!」


「終わった」


しかし、自称魔王は、復活してきた。


「せ、説明くらいさせろ!」


「本物じゃないし」


「偽物なの?」


「我は魔王代理2号である!」


「ショボい」


「言うなぁぁ!」


そして、俺たちによる魔王代理2号への尋問が始まった。


「本物の魔王は?」


「誰が言うか!!」


すると結奈が魔王覇気を出した。


「これでも?」


すると魔王代理2号が土下座をした。


「案内します。案内させてください!!」


こうして、俺たちは、遺跡の更に深部まで来た。そこには、巨大な扉があって、中央に鍵穴があった。


「この奥でふ。この穴に鍵を入れると開きます」


全員沈黙。


「鍵はどこ?」


「わかりません」


結奈が睨んでも、魔王代理2号は、知らないしか帰ってこない。そして、みんなで鍵穴をよく見る。土偶のような形をしている。


「……」


クミ


「あれ?」


結奈


「あれ?」


「土偶だ」


ミリア


「土偶ね」


フィリア


「土偶です」


学者


「土偶ですね」


全員同時。


「「「忘れてきたーー!!」」」


魔王代理2号が叫んだ。


「なんで忘れるんだよ!!」



読んで下さりありがとうございます。

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・続きが気になる

と少しでも思ってくださった方は、

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