第36話 「ろりっこ魔導士とヲタ通」
翌日、男子たちは、ギルドの練習場に来ていた。しかし、その表情は、どことなく覇気がなかった。一方で、女子たちは、楽しそうにしている。
その女子たちの輪にクミ達も加わって、練習をしている。そして、レベルの高さに、困惑していたのだった。
その頃だった。しぶい顔をしたルナ様が二人の魔導士を連れてやってきた。一人は、アリア、年齢は20代くらいのお姉さまって感じで、なぜか女子たちが「きゃあ」と声を上げた。もう一人は、どう見ても子供?少しピンクゴールドセミロングストレートヘアをした女の子がそこにいた。
「紹介する特級魔導士のアリアじゃ。今回、男子どもの魔力循環を担当する」
なぜか、ルナ様は一人しか紹介しなかった。
「あの~もう一人の方は?」
「あっ?こやつか?」
「こやつとは何よ。こやつとは」
「お主が勝手についてきたんじゃろうが」
「うっ」
「こやつは、ドロシー。アリアの先輩、特級魔導士じゃ」
「おい!!そこまで言うことないでしょ」
「何を言っておるのじゃ、先輩!!」
「な…なぜそれを今いう!!」
ドロシーは顔を真っ赤にして怒った。
「事実じゃからな!!なんなら…わしのむぐぐ!!」
「それ以上言うな!!」
ドロシーはルナ様の手で口をふさいだ。するとアリアがぼそりと
「ルナ様も100才を超えているはずなのに、それ以上?」
「むぐぐぐ!!むぐぐぐ!!」
ドロシーは、してやったりといった顔をしていた。
「プハー!!ドロシー!!」
「へへへ。ルナちゃんの年齢ばれちゃったね」
「何を言っておるのじゃ、わしの倍以上も長生きしているくせに!!」
「「「ええーーーーー!!」」」
ルナ様の言葉にみんな驚いたのだった。
☆☆☆
アリアが男子たちの魔力循環を始めた。特級魔導士ということもあり、激痛に苦しむ男子たち、その横で、女子たちの訓練が進んでいる。ただ、今回は、クミだけを除いて、
それは、少し前にさかのぼる。クミを見たドロシーの一言が
「こいつ?人間か?」
「人間です」
「うーむ…こんなに太った男初めて見た」
そういって、クミのお腹のお肉をぷにっとつかんだ。
「ぐふ‥」
「ふーん」と言って、おなかをぺちぺちと叩いている。
そして、ミリアとフィリアに行って、ひそひそと何か話している。
「こいつ、あれはどうなんだ?」
「それは…」
「ねぇ」
「ほう…だからルナちゃんが動くんだ。へー」
そう言ってクミにべとべとくっついている。そして
「私と魔力循環しましょう」
その横で
「また増えるの?」
「増えるね」
《増えました》
ナビ子の言葉に結奈がピクリと動いた。
「結奈ちゃん?ひっ!!」
結奈が魔王覇気を見て驚いている。その横でクミと魔力循環を始めたドロシー
「何これ?これでよく魔力が使えるわね」
「え?」
ドロシーの言葉にミリア、フィリア、ルナ、そして、結奈が驚いた。
「「「「どういうこと(じゃ)」」」」
「ルナ?お前でもわからんかったのか」
「すまぬ。最近、クミと魔力循環をしておらぬのじゃ」
「そうか…クミの魔力経絡、すごいプラークと悪玉マジカル粒子だけだし、それと傷だらけになっている。一体何をしたらこうなるの」
「どういうことって...あ」
「あ」
すると結奈の顔が蒼くなった。そうあの時、無理やり、広げた。
「それ…私のせいです」
するとクミに何があったかを説明した。
「そうか。それならわかる。結菜といったかな」
「一度私を魔力循環をしてみよう」
結奈とドロシーが魔力循環をして笑みを浮かべる。
「なるほど」
こうして訓練中、クミとドロシーは魔力循環をしていた。
《クミの魔力経絡修復率3%、プラーク除去率2%》
「今日から毎日、魔力循環をするからな、ついでに毎晩付き合えよ」
「えええ!!」
読んで下さりありがとうございます。
・面白かった、楽しかったは
・続きが気になる
と少しでも思ってくださった方は、
画面下部の☆☆☆☆☆を★★★★★にして応援して下さると嬉しいです。




