第35話 「男子生徒とヲタ通」
男子生徒9名、工藤も含めて、魔力操作はクミ以下、なので、レベル70ある工藤ですらレベル8.1のクミでにも勝てない。更に、手伝いに来ていた女子たちにも全く歯が立たないでいる。
「やはり、魔力がうまく使えていないね」
「どうしたらいい?」
「魔力循環なんだけど...」
すると茉子が喜んだ。
「結奈ちゃんとの魔力循環なら賛成!!」
「おい!!」
茉子は結奈に抱き着いていった。
「あっ!!茉子ちゃんずるい!!私も!!」
そういこともあって、結奈はダメということになった。もちろん、他の女子たちも嫌と拒否された。そこで、クミが勇気を出していった。
「俺がやろうか」
男子全員が一斉に
「「「だが、断る!!」」」
《クミの精神にクリティカルヒットしました。ダメージ大》
するとミリアとフィリア
「どうして嫌なの」
「だってな…」
「クミだからかな」
「「なんとなくわかった」」
「おい!!なんで肯定しているんだ!!」
「「クミだから」」
「ぐふ」
《クミの精神ダメージを受けました。今日は立ち直れないでしょう》
クミはふらふらと違う方へ歩き出している。その方向は、壁…
「クミ!!」
「そっち、壁!!」
ごチン!!
「はう!!」
壁に衝突したクミは、その場にへたり込んだ。
☆☆☆
「魔力循環の件だけど、ミリアさんかフィリアさんと行うのはどうでしょうか」
「「お断りします!!」」
「なぜ」
ミリアとフィリアは、クミのところに行って、
「「私たちは、クミのパーティーだから」」
こうして男子たちの希望の目は摘まれた。そういうことで、リリナさんに相談をするとしばらくして、
「ルナ様が手配してくれるって、明日、来るそうよ。それとクミ」
「はい」
「今日の借りはどうするの?」
「えっと…」
「今晩開けといてね。そうそう、ルナ様もくるって」
それを聞いたミリアとフィリアは、ため息をついたと思ったら、結奈から黒い気配が出てきた。気づくと女子たちとミリアとフィリアがクミから離れて行った。
「クミくん?」
「はい?」
「訓練しようか?」
「は...はい…」
そして、男子たちは、その壮絶な光景に本当にビビっていた。
「どうしたの?ここまでなの」
「まだだ」
「じゃ…行くわよ」
「来い!!」
次の瞬間、魔力防御をしたにもかかわらず、クミは壁まで吹っ飛んで行った。
「ぐは!!」
それを見ていた男子の一人が
「小森さんって...あんなに強かったの?」
「あれ...キモブタが弱すぎだからだよ」
「いや。絶対強いって」
「そんなことはないって、キモブタが弱いんだって」
「でもよ。キモブタ、工藤にも勝っていなかったっけ?」
「あれは、まぐれ」
そして、クミは、完全に沈黙した。それを見届けた結奈は、男子生徒の方に視線を向けた。
「だれか、訓練しますか?」
すると一人のモブ剣士が立ち上がった。
「俺がやる」
勇気ある彼は、次の瞬間には吹き飛ばされ壁に激突していた。
「次」
「うぁああああ!!」
男子生徒たちは、逃げようとしたが、結奈によって次々と吹き飛ばされ、壁に激突していったのだった。
「あれ?もう終わり?」
こうして、工藤も含めた男子たちの訓練は終わった。その隙にこっそりと逃げようとしていたクミを結奈は見逃すはずがなかった。
「クミくん。元気そうね。もう少し訓練が必要そうね」
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