ないんてぃーん
「はぁ……」
いきなりキスするなんて、俺最低だよな。でも、夕紀ちゃん見てたら何故か我慢が効かなくなるし。
次会った時どんな顔すればいいんだ…。
会わせる顔がない…。
熱のせいで覚えてないことにするのも無理あるしな。
「…あー」
どうしちゃったんだろ、俺。
こんなに余裕がなくなることなんて今までなかったのに。
フラフラと部屋に戻ると携帯の画面が新着メールがあることを知らせていた。
相手は同じ大学の女。
【みやび~、明日空いてる??カラオケ行こっ♡】
ちょっと優しくしたら最近しつこくなった女。
【熱あるから無理かな】
一応返信。
すぐに通知音がきた。
【あっ、そうなの!?だったら看病しに行ってあげようかな~】
頼むから来ないでくれ。
【熱は結構下がったから大丈夫だよ】
夕紀ちゃんのおかげでむしろ上がったと思うけど。
【そっか~、よかったぁ♡じゃあ、来週の土曜は??】
しつこい。
【来週は友達と約束あるなー】
ないけど。
【わたしも混ぜてよぉっ】
ある意味すごい。
【西野さんが知らない人だから】
【だったら紹介してほしいな!新しい友達できるの嬉しいし!あ、西野さんじゃなくて桃香って呼んでよ♡】
ぐいぐい来る。
【今回は2人での約束だから、ごめんね】
【もしかして、彼女とか!?】
せっかくだから、はっきりしとかないとな。
【彼女にしたい子】
夕紀ちゃんの顔が浮かんだ。
俺、夕紀ちゃんのこと好きなのかな。
何を今更言ってるんだ。
どう考えても夕紀ちゃんに惹かれてるんだろ。
この後3通ぐらい着たけど眠かったから無視した。




