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主人公にも安息を  作者: マト4
夏季大会編
48/141

EXP.48 特訓 その2

【林 視点】


「いないなー」


草を掻き分け歩き回っているが、相手の気配が全然無い為につい呟いてしまう。


と、急に右斜めから物が飛んでくる。左に躱しよく見ると、足下に転がっていそうな石ころであった。


ガサッと音がする方向を向くと、宙に全身黒尽くめの人影が現れる。


黒影は落下と同時に右手に持った黄色く光る刃の短剣を振りかざす。長刀で弾くと、黒影は後方に飛びながら左手の短剣を投げてくる。


弾こうにも長刀は既に振ってしまったので戻すのには間に合わない……。


止むを得ず、左に避ける。


「え」


と地に足が着くとカチッという音が鳴り、何かに左足が引かれる様に宙を飛ぶ。


地面に叩きつけられると、再び音が鳴り……目の前が光った。


『林 LOST 勝者 neko』



【ユウキ視点】


僕も人の事を言える立場ではないだろうが……これは酷い。僕はあくまでも実力や経験の差……だったはず……だが、林の場合……一度宙に上げてから着地と同時に爆破された……。


僕と林の能力値が悲しくなってくる。


そんな事を考えていると二人が帰って来たので、リオさんの指示で次の二人……AIRAとガンさんがキューブに触れる。



今度のステージは、そこら中に砂や小さな岩などがあり……二人の転送位置の真ん中よりちょっとガンさん寄りに小さな岩山がある。


AIRAは一直線に走る。


が、急に近くの岩陰に飛び込む。と同時に先程AIRAの足があった場所に熱線が突き刺さる。


AIRAは再び走り出す。


岩影に飛び込み熱線を躱し走るのを続け、ついに岩があと1つの所まで来た。


AIRAは走る。


すると突然、オレンジ色のライトエフェクトと共に砂が巻き上げられた。


しかしAIRAは慌てる事なく、岩陰に隠れ…………た瞬間に上半身が吹き飛ぶ。


『AIRA LOST 勝者 ガン』



「幾ら性能が良くても狙撃銃スナイパーライフルで障害物を撃ち抜く事は出来ないはずでは……?」


光と共に帰還するとAIRAは直ぐさま、ガンに質問を投げかけていた。


「あーそれはな……増幅ブーストを使ったんだ。あまり使う奴が居ないのは、射程が縮むからだ」


「ご指導……ありがとうございました……」


失礼な気もするが、本当の師弟関係の様だ。


僕がそんな事を考えていると、待ちくたびれた様に騒ぎ始めるソーマ。


「やっとオレの番だっ」


「よし、やるか……。ボス、アレ出してくんない」


「えー」


急に楓月さんがシアさんとトレードを始め、腰に下げた漆黒の片手直剣をカウンターに置く。メニューを操作し終わるとソーマに謝り、キューブに触れた。



【ソーマ視点】


ステージは……ほとんど毎日目にする街中だった。


「それじゃあ、始めるか」


楓月さんの言葉を聞き、手を腰に回す。


「スピアー 起動オン


愛用の槍を構える。


対する楓月さんは……何も持っていない様に見えるが……、


「オールブレード 起動オン


その一言に反応し、両手にシンプルな同じデザインの白く光るタルワールが握られた。





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