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主人公にも安息を  作者: マト4
夏季大会編
46/141

EXP.46 元気を出して

「そう言えば説明してなかったね。彼等こそ、私の直属の部下にしてホワイトワールド最強チーム……『Seeker』第0部隊だ!」


「へー」


「なんだいっ、その態度は!」


シアさんの言葉以上に目の前の人……楓月さんに意識が向いてしまう。


そんな事を考えていると、金髪の女性が近づいて来る。


「初めましてよろしく、私はリオ」


マフラーを巻いた少女に満面の笑みで自己紹介をされたので頭を下げていると、


「つじきりだ、よろしく」


「俺はガンだ、よろしくな」


「neko」


刀の人、ガンマン風の人、黒マントの人が続け様に挨拶する。……最後に関しては挨拶ですら無いが……。


「コイツらは、このホワイトワールドじゃ敵なしの猛者達だ。ちなみに俺は楓月、よろしくな」


楓月さんの挨拶を聴き終え、次は僕達が口を開いた。



「そう言えば……言い忘れてたけど、大会に出ようと思う」


「何のですか?」


「ホワイトワールド団体戦・夏季大会」


僕と林が首を傾げていると、ソーマが大会について説明をしてくれた。


「他国への接触の際に派遣するプレイヤーを選抜する場で、実力試しや順位による報酬目当てで参加する祭典さ」


「「なるほど……」」


「そこで、学生である君達の夏休みに丁度重なるから……それまでの残り2週間で、個人戦1位などの専門家である彼等に鍛えてもらおうと思う!」


なるほど、財政難の僕達には丁度良いイベントである。


「それじゃ、明日10時にここ集合な。んじゃ解散」


楓月さんが話を終わらせ、第0部隊の皆さんは店を後にした。



ー翌日ー


「なんでソーマ達もいるの?」


僕と林が店に着くと先客がいた。


「いや〜、昨日アカクラさんにお前らの事話したら、お前たちも行って来いって……」


「因みに隊長は……、お姉様と朝から出掛けて行ったの……」


ソーマとAIRAが不満そうな顔で経歴を語っていると、シアさんや第0部隊の皆さんがやって来た。


「みんな、いるね。それじゃあ始めようか? リオ」


「了解しました〜」


マフラー少女ことリオさんが近くにあった椅子に腰かけ、異界人テオグニス専用のウインドウとホロキーボードを操作する。


「準備完了です!」


「それじゃ、元気を出して行ってみよーう!」


どこか楽しそうなシアさんを見ながら、僕は具体的に何をするのか聞かされて無いな……と思っていた。




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