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主人公にも安息を  作者: マト4
金策探索編
44/141

EXP.44 青月の咆哮 その4

眼を刈り取られた白獣は、呻きながらコチラを睨んでくる。


青蛍が白獣に集い始める。


「こいつはヤバイな……火炎伸縮爆裂弾レット・ナパーム!」


アカクラさんの突撃銃アサルトライフルが文字通り火を噴いた。バスケットボール程の火球が白獣の元で破裂し、蛍の群れを焼き払う。


青蛍が散り、怒りを隠し切れない白獣が、今までに無いほどの咆哮を上げる。荒げられた声に耳を貸す様に、雷が落ちた。


眩しさのあまり、その場の誰もが目を庇った。



目を開くと、そこに白獣はいなかった。


「全員無事か?」


アカクラさんが全員を確認しながら、


「こちらアカクラ、全員無事だ。これより帰投する」


「了解しました。転送地点への誘導を開始します」


キキョウさんの指示で、僕達は帰り始めた。


「そう言えば……隊長……。あの緑の服着た茶髪の……頭悪そうな人は……?」


AIRAさんの具体的な質問に対して、アカクラさんが答える。


「フェルの奴なら重大任務で第2部隊の奴らと一緒だから、サボってる訳じゃないぞ」


「わかった……」


そんな会話を聞いていると黒い渦の前に到着したので、足を踏み入れた。



「おかえり、諸君」


暗闇の先では、ヤスイさんの台詞が耳に入る。僕が口を開く前にシアさんが林に飛びついた。


「無茶は良くないと……いつも言ってるじゃないか!」


「シ、シアさん⁉︎ ユウキさん、助けて下さい!」


そんな二人を皆で囲んで笑っていた。


「本部長。きば武多能血ぶたのけつ、フェルメールの3名で構成していた追跡部隊が全滅し、帰還した模様です」


「わかった。悪いが席を外させてもらおう……アカクラくん、後でボーナス送っとくから上手く分けといてくれ」


「わかりました」


アカクラさんの返事を聞くと、ヤスイさんは急足で部屋を後にした。


「ボーナスか〜。ユウキ、ちょっとパーっと打ち上げしに行こうぜ」


「良い案だな、全員で行くか」


ソーマとアカクラさんの案に、皆が賛同したので、シアさんが仕切ってギルさんのお店に行く事になった。



【フェルメール視点】


「タノー、俺らいつまでアイツの観察すんの?」


「確か今日で終わりだった気がするよ……ねえ、フェルくん」


黒いハイネックの上に防弾チョッキを着た様な格好、紅色の短髪で横幅がデカイ……武多能血。略してタノさんが、そんな会話を振ってきた。


そして、その話の根源とも言えるタノさんの隣にいる20歳程の男。ボサボサの寝起きの様な深緑の髪にタノさんと同じハイネックを着た、女誑しで有名な『Seeker』第2部隊隊長を務める牙さん。


「いや〜俺もちょっと忘れちゃいましたわ」


「確か今日だったと思うんだけどな〜……」


「まーそれはもう良いや。それ以前に……」


牙さんが暫しの沈黙の後に、


「女の子が欲しい……」


とうとう言ってしまった……。


「い、良いじゃないっすか。第2部隊には真面目な女の子がいるじゃないっすか」


「確かに……うさぎは良い子だけど、そういうのじゃなくてだな……。アレだ、カレンがうさぎの性格だと滅茶苦茶タイプだ」


「それは……」


「「無いなー」」


二人でハモっていると、双眼鏡を覗いていたタノさんが、


「お、ブルー・フルミネだ」


「は?」


タノさんの台詞に思わず手にしていた、双眼鏡を覗く。


確かに標的の前に白い獣が立っていた。


片目までやられて、なんか……だいぶダメージ受けてるな……。


「ブルー・フルミネとか俺らでも倒すの結構時間かかる奴だよな?」


「そうだよ」


二人の会話を聞きながらも、集中して見ていると、標的が動き出す。


サーバーに一つしかない『LWレジェンドウエポン』を保有しているモンスター、[スコルピオノ]。

黒く細い人型だが、所々の鱗が鋭くなっている。そして、最も人に似ていないのが頭部……至極色で、狐に似た尖った耳と烏の嘴の様な何かが合わさったモノ。


そして、頭部と同じ色のチェーンソーの刃の様な二本の尾。


そんな固有モンスターに向かって、白獣が飛びかかる。


「クルァアアアアアアアアアアア」


軋んだ奇声と共に、至極色の霧が広がって行った…………。



ー更新ー


【ユウキ】

Lv.20 無人 所持金 50000G

HP 1560/1560 MP 16/16

STR 39P(+5P)E

VIT 21P(+5P)E

AGI 2P(+5P)D

INT 11P(+5P)E

DEX 9P(+5P)E

SP 40P


武器

ブルートガング

防具

First star〈跳躍〉


職人スキル

戦闘スキル

片手剣

短剣

魔法スキル

固有スキル

成長グロース


第2部、終了のお知らせ


大変申し訳ありません……。

またしばらく製作時間を頂きます。


第3部からキャラが増えるので、5月〜6月を目安にしています。

新作を書いた場合は、そちらでお知らせします(書くかわかりませんが……)。


もう一つ前置きですが、作者自身が力不足を感じているので……3部または4部で完結したいと思います。


申し訳ありません。

ご了承ください。


それでは、また会える日まで!!



ご意見ご感想お待ちしております。

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