EXP.30 First stage clear
稲妻に打たれ、灼熱竜は機能停止した……。様に見えた。
再び動き出した灼熱竜の頭が僕を狙い、地面に突き刺さった。
この時、僕は作戦を思い出していた。
…
「ボクが長刀を使って大ダメージを与えます。ですが、チャージに時間が掛かるので囮になって欲しいんです」
「わかった。でも、倒しきれなかったら?」
「その場合……ボクはMPを使い果たして軽い疲労感でしばらく動けません……」
「そしたら全滅か……。ま、囮なら任せて」
「あ、あと……青白く光る球体があったら、それがコアなのでそれに攻撃してください」
「わかった。よし、行こう」
…
頭を抜いた灼熱竜の胸部の鱗に亀裂が入り、僅かに割れて青白い光が溢れていた……。
光に座標を定め、特攻を開始した。
…
火矢を避け距離を詰める。
距離を詰められた灼熱竜は再び、頭を僕を狙って地に突き刺さる。
バックステップで躱したものの、飛んできた石が手に当たり白銀が弾かれた。
しかし、敵に背を向けるわけにはいかない。
左手を腰に回し、走る。
だが、火矢を避け続けもう少しというところで、3回目の頭が振り落とされ……なかった。
どこからともなく、飛んで来た雷に撃たれ麻痺していた。
ナイフを抜き、光に差し込んだ……。
…
「こんなに……」
今日の換金額は……2万G……。
[コア 小]50G×60[コア 中]500G×1[コア 大]2000G×1[灼熱竜の炎袋]14500G×1
「二人共、こんなにお金を持ってよく無事に帰って来たね」
「林、ごめん。この人お金に目がなくて……」
「いえいえ、大丈夫ですよ。チームに入れて貰えるだけ有り難いですから」
「ボウズ達が可哀相だな……」
僕と林そしてシアさんで、ギルさんの『Getting rich quick』にてギルドの換金+鑑定をして貰い、物凄い金額を頂いていた。
「この度、『Requiem』に入れて頂く事になりました。林と申します。改めて、よろしくお願い致します」
僕とシアさんに一礼した林に拍手を送っていると、ギルさんが歓迎会を提案してくれた。既にお店の看板も「close」となっている。
「ありがとう、ギル! 歓迎会なんてしてくれて……当然タダだよね?」
「俺のほんの気持ちだ。値引きはしてやるよ」
と二人で金額の事で揉め始めたので、林と二人きりで話していた。
「これからもよろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
「そういえば、さっき……レクイエムとか言ってたけど何なの?」
「このチームの名前と伺っていますが?」
「え」
噂をしていると本人が駆け寄ってきて満足気に口を開いた。
「ギルが半額で良いって!」
「……シアさん、少しお話があるんですけど……良いですか?」
「……はい……?」
…
店を後にした僕とシアさんは宿屋に向かっていた。林は後日、登録に行くとの事で今日のところは別れた。
シアさんは、半額だからと調子に乗って沢山のお金を引き渡した。
(しばらくは、泣いて喚こうとお金を貸す気は一切ない!)
愚痴をこぼすシアさんを宥めていると、宿屋に着いていた。
その後、僕はステータスを更新して自分の世界に帰った……。
ー更新ー
【ユウキ】
Lv.14 無人 所持金 31000G
HP 1200/1200 MP 14/14
STR 23P(+5P)E
VIT 15P(+5P)E
AGI 40P(+5P)E
INT 9P(+5P)E
DEX 7P(+5P)E
SP 10P
武器
ブルートガング
防具
First star
職人スキル
ー
戦闘スキル
片手剣
短剣
ー
魔法スキル
ー
固有スキル
成長
第一部、完結です。
第二部、制作の為
しばしのお時間を頂くと思いますがお許し下さい。
読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。
E P I S D E 2
coming this wniter
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