EXP.27 魔物より可愛い子に好かれたい
作者の都合で1話しか投稿出来ませんでした。
申し訳ありません……。
来週は、3話更新しますのでお許し下さい。
報酬が良くなっても死んだら、意味無いんだよなぁ……。
[バレット・ボール]を倒し、探索を続ける僕達は数匹の[フレイム・リザード]と交戦していた。
「なんでこんなに[フレイム・リザード]と遭遇するの⁉︎」
「わかりませんっ、ですがこのままでは囲まれてしまいますっ!」
確かに林の言う通りで、このまま行くと数が増えて対処出来なくなる事が眼に見える。
こうなったら……。
右手側の火蜥蜴を手にする白銀で斬り裂き、背後から飛びかかってくるもう一匹の顎に左肘を当て、怯んだ胴体を右足で蹴り飛ばす。
「林、2秒後に眼を閉じてしゃがめ!」
「はい!」
2
腰から左手に黒い球体を移し、迫ってきた火蜥蜴を白銀で斬る。
1
黒い球体に付いたフックを抜き頭上に投げ、そのまま腕で眼を抑える。
0
黒球に亀裂が走り、凝縮された光が弾け、閃光と化した……。
光の衝撃を受け停止する火蜥蜴たち。
「今のうちに逃げようっ!」
「はい」
僕らは走った。
…
「危なかった……。でも、なんであんなに集まってきたのかな?」
「ボクも4階層や中型モンスターに関してはわからないです。すみません」
「いやいや謝らないでよ、これこそゲームの楽しみだよね! ごめんごめん」
不覚とばかりに落ち込んでいる林を励まし、思考を働かせた。
自分で言ってて思ったが、林だって知らないんだからプレイヤーに対して4階層や[バレット・ボール]に何らかの効果がある可能性が高い。それに[バレット・ボール]を倒した時に出た煙を僕が浴びたからかもしれない……。
どうせ追いかけられるなら、可愛い子がいいなぁ……。
その時、小さな岩を踏み砕いたような音がした。
音からして[フレイム・リザード]では無い。となると残るは……。
「林、ちょっといい?」
僕の問いかけに、きょとんとしている林に一つ提案をした。
「さっき逃げてる時に宝箱を見つけたんだ。レアなアイテムがあるかもしれないから、僕ちょっと見て来るよ」
その提案に反対意見が飛んできた。
「一人で行くのにはリスクが高すぎます……。二人で行きましょう」
「大丈夫だよ。僕の着けてるライトアーマーには、隠蔽効果と加速効果が+30も付いてるから、そうそう囲まれないし、逆に二人の方がエンカウント率が高い」
僕のライトアーマーにはもう一つバフがあり、聴覚効果+55がある。その為、僅かな音でも聞き取れるのである。
「ですがっ……」
林の不安を遮るように口を開く。
「大丈夫だって」
言葉を告げ、僕は道を戻る様に走り出した……。
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