EXP.112 一人の休日
今週からまた一話投稿とさせて頂きます。
誠に申し訳ありません。
拘束され引きずり回されたり、腕を叩き潰されたり……といった散々だった冒険の後日。
ギルドにてーー
「ーーそんな訳でコレが……『マリンアイズ』です」
「本当に取ってきたんですか!? 流石はユウキさん、乙女心を理解していらっしゃいますね」
いえ、まったく……。
そんな言葉をぐっと堪え飲み込む僕と宝石の煌めきに見惚れているリンゴさん、そして不満を持った林とカレンでお茶をしていた。
「ユウキも悪いんだが……頼むから二度とこんな事を頼むのはやめてくれ、リンゴ」
「そんなに酷い目にあったんですか?」
リンゴさんはこちらにきょとんとしながら話を振ってくる。
「確かに酷い目には会いましたけど……カレンは助けたお礼って事でこの後カクトさんとデートなので」
「なるほど……ごめんなさい、カレン」
「ユウキ、何でリンゴに説明した!?」
聞かれたから答えただけなのだが……。
「おーい、カレーン!」
噂をすると現れたカクトさんがカレンを捕まえて去って行き、入れ替わりでソーマとAIRAがやって来る。
「ソーマ、AIRA。昨日は本当にありがとう」
「いやいや、気にすんな。オレも良い勉強になった……」
そんな言葉とは裏腹に苦い顔のソーマ。本当は負けて相当悔しかったんだな……。
「ソーマ……アカクラさんが呼んでる……」
ソーマと会話をしているとメニューを操作していたAIRAが口を開く。
別れを告げ去っていく二人を見送り林はバイト、リンゴさんは仕事に戻るとの事で一人になり暇を持て余していると不意に背後から声を掛けられる。
「よ、銀髪少年」
「こんにちは……ってアルトニアさんだって銀髪じゃないですか」
「言われてみればそうだな。そうだ、ちょっと付き合え」
苦笑しながら頭を掻いていたアルトニアさんは急に僕の腕を掴んで歩き出した。
…
「どこに行くんですか?」
エレベーターの扉前にて、
「ん、二階だが何か?」
「いえ……それより二階に何しに行くんですか?」
「訓練場があるんだが……行った事はないんだな」
アルトニアさんは僕の表情から汲み取ってくれたらしく待っている間に説明してくれる。
「ーーそんな訳で、武器なんかを試したりする為に作られたのが訓練場だ。そこで模擬戦闘をしようと思ったんだが……」
「喜んで、お相手させて頂きます」
扉が開いたので足を踏み入れた。
遅くなってすいません。
これから4部を頑張っていきたい所なのですが、少し私自身の都合で更新出来ない日が増えてしまう可能性が非常に高いです。
お許しください……。
ご意見ご感想お待ちしております。




