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主人公にも安息を  作者: マト4
初心者編
10/141

EXP.10 Level UP

僕は今、『ボッカ地底平原』にいる。

猪男の群れと遭遇し、囲まれ今にも襲われそうである。

以前の僕だったら勝敗はわからなかったが、今の僕は違う。


20分前ー

1時をわずかに過ぎた程の時間に、僕はログインした。彼女はベッドの上でゴロゴロしながら、僕を待っていた。

僕に気づくと、彼女の頬が餅のように膨れ上がる。


「どうして、怒ってるんですか?」


「ふんっ!」


「?」


「人が話してる最中に落ちるとはねっ!」


そういえば……。

僕が落ちる瞬間、何か言ってたような……。


「シアさん、すいません。話の途中で落ちてしまって……」


「謝罪費で1000Gを請求するよ」


「はぁ…」


僕はメニューを開き、コミュニティから取引用のメールを彼女に送信する。

表示されたトレードウインドウを見ると彼女は、少し驚く。


「かなり、使いこなしているね……」


「昨日、いろいろ調べたんですよ」


「そうなのか…」


彼女は喋りながら、手を動かしメールを受信した。

僕はトレードウインドウに、Gの金額を設定しOKボタンをタッチする。

同じく、彼女もOKボタンをタッチする。


何も設定されていない僕はウインドウが消えるだけだが、彼女はウインドウを確認しOKボタンを押してコチラに視線を向けて来る。


「にっ……2000Gも良いのかい……?」


「はい。少ないかもしれませんが、僕はお金に困ってませんから」


「すっすまない……」


彼女は喋りながら俯く。


「だっ大丈夫ですよ。その内もっと稼いで、シアさんが楽に暮らせるようにしますから」


僕の言葉を受け、彼女は俯いていた顔を上げ笑顔を咲かせる。


「…そうだな、落ち込むのは止めるとしよう。お礼がてらにアレをしてあげよう」


「アレ?」


彼女は笑顔のまま、メニューを開き操作すると。

僕の足元に光を放つ円形の術式が浮かびあがる。術式が回転し、ひときわ眩い光を放った。


「これで終わりだよ」


彼女の言葉に従うかのように、眼前に僕のステータスが表示される。

ステータスを確認すると、全体的に+値が付いている。


「あの……コレって……?」


「ん、あ〜ステータスは熟練度で上がるんだ」


「へ〜」


僕はウインドウのOKボタンを押して表示を消す。

顔を上げると、彼女は満足そうな笑顔を咲かせていた。


「このステータスのぶん、頑張ってきてくれよ」


「はいっ!」


僕は喜びを静めていると、ふと疑問が浮き上がる。


「でも教会に行かないと、ステータスは上がらないんじゃ……?」


「私は[聖者スキル]を持っているから、君のステータスをあげられるんだ」


「スゴイですね」


「ま〜〜ねっ!!」


いつか、見た光景に似て彼女は背伸びしている様に見えた。



22分後ー

猪男の群れを倒した僕は、ドロップアイテムを確認しながら短剣を腰に戻した。

耳元に聞き慣れた声が聞こえて来る。


「調子はどうだい?」


「お蔭様で、絶好調です!」


「だからと言って、油断はダメだよ」


「はいっ」


僕は次の獲物を探すべく、密林の中に飛び込んだ。

【ユウキ】

Lv.2 無人 所持金 3000G

HP 720/720 MP 10/10

STR 6P(+5P)E

VIT 7P(+5P)E

AGI 9P(+5P)E

INT 5P(+5P)E

DEX 5P(+5P)E


武器

初心者用ナイフ

防具

初心者用防具


職人スキル

戦闘スキル

魔法スキル



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