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花の棲家-猫柳編-  作者: スプラウトドリム


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6/7

天国地獄

俺の意識はそこで途絶えた。

ふと気がつきた時には周りは俺を殺した女の子も、草原も、扉もなかった。ただ目の前にほのかに光る真っ白い階段がずっと続いている。階段には白い細めの手すりがついていて、下を覗いてみると真っ暗だった。

とりあえず上へ歩いてみることにした。

階段を登っていく途中で色々なことが頭をよぎる。

俺死んだな。あれだけ血が流れたんだ。

死んでなかったらおかしい。

あぁ、どうしようもない人生だったな。

好きな女の子との約束も果たせず、

ただ無駄に死んだけだ。

ここは天国か?いや、地獄か?


「ちがうよぉ」


俺を殺した白髪の女の子とはまた違う声がした。ゆっくりで、穏やかな喋り。

くすくすと笑い声が聞こえる。

誰だ?どこにいる?


「ここだよぉ」


声はするのにどこにいるのか分からない。


「ここ、ここ」


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