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天国地獄
俺の意識はそこで途絶えた。
ふと気がつきた時には周りは俺を殺した女の子も、草原も、扉もなかった。ただ目の前にほのかに光る真っ白い階段がずっと続いている。階段には白い細めの手すりがついていて、下を覗いてみると真っ暗だった。
とりあえず上へ歩いてみることにした。
階段を登っていく途中で色々なことが頭をよぎる。
俺死んだな。あれだけ血が流れたんだ。
死んでなかったらおかしい。
あぁ、どうしようもない人生だったな。
好きな女の子との約束も果たせず、
ただ無駄に死んだけだ。
ここは天国か?いや、地獄か?
「ちがうよぉ」
俺を殺した白髪の女の子とはまた違う声がした。ゆっくりで、穏やかな喋り。
くすくすと笑い声が聞こえる。
誰だ?どこにいる?
「ここだよぉ」
声はするのにどこにいるのか分からない。
「ここ、ここ」




