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花の棲家-猫柳編-  作者: スプラウトドリム


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秘密の入り口

猫柳は木の一種で、ふわふわの猫のしっぽみたいなものが特徴的な植物です。

2026年4月、柳が消えてから二年がたって、やっと、約束の場所を見つけた。


俺、矢野 夕(ゆう)は現在高校2年生になった。


この二年、何もしていなかったわけじゃない。


放課後や、早朝、時間を作っては探していた。


だか、見つからなかった。


そう、今、この時まで


猫柳の道


彼女との約束の場所


「柳…」


夕はポケットから鍵を取り出した。


黄金色で、猫の装飾が施された、可愛らしい鍵。


「アンロック」


そういうと、鍵は温かな光を纏い、ナイフほどの大きさに変わった。


夕は鍵を猫柳の根元に思い切り突き刺した。


刺した場所から光が放たれた。


夕は目を瞑り、光を遮った。


目が慣れてきて、目を開けると、そこには先ほどいた場所とは違う所だった。


見渡す限り草原で、木が一本、生えている。猫柳だ。

それに、ここは思わず寝てしまうほど、気持ちのいい天気だ。太陽が温かく照らし、爽やかな風が頬を撫でる。


周りを良く見渡すと、猫柳の下に座っている女がいる。白く、所々赤が混じるふんわりした長い髪の女。


柳は黒髪だ。柳じゃない。


あの女は


…誰だ?

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