表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/29

王より授かりしもの

王様は何かをくれるらしい

 王との謁見も、無事に終わった。


 俺とミルンさんは王の間より退出して、一つの部屋に入った。

 ここまで案内してくれたポチさんが

「こちらでお待ちください。王からの支給の品をお持ちします」

 そうしてポチさんは出ていった。

 この体でお金とか貰っても…なんて一瞬考えてしまった。


「あなた…本当によかったのですか?しかし、感謝します」

 ミルンさんは心配そうに俺を見てから、ペコリと頭を下げた。



 弱いスライムの俺には何もできないかもしれない。

 作戦を立てても、何もかも、うまくいかないかもしれない。

 俺もやられてしまうかもしれない。

 だけど、なにもせずに、仲間たちが倒れていく姿を見る事は、できない。


「任せてください!」


 決意に燃える俺は、ミルンさんを見つめる。

 ミルンさんは少し微笑んでいるように見える。


 あ、なんか、いい感じ!


 そこに水を差すように、悪臭を放つ、くさった死体が現れた。


「失礼します。こちらが王からの支援品となります。それと王から


『貴殿も名無しでは不便であろう。”サブ”と言う名を与える』


 との事です。光栄ですね」


 え、サブ?サブちゃん?


 なんか、めっちゃ下っ端ぽい。

 曖昧な記憶の断片に、大御所のイメージも若干はあるような気もするけど。

 もうちょっと何かあるでしょう、王様。

 しかし、拒否権なんて無いだろうし、ポチさんも光栄とか言ってたし。


「よかったですね、サブ」

 ミルンさんにそう呼ばれると、悪い気はしない。


 ここから俺は「スライムのサブ」として生きていく事になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ