番外編① 第13回TKMCカップ1 激突!Mach 5 vs. Mach 4.5 vs. AKA社長さん号
TKMCカップ・・・それは、富士山麓で開催される、 TKマッハコーポレーション、「TKMC」主催の軽トラックレースである。
正式な名称は、「TKMC軽トラックカップ 『何人たりともオラの前を走らせねえ!』」という。
最初は、一回こっきりのネタ企画のつもりであった。ところが、妙に人気が炎上し、配信番組での人気は常に上位を争っており、今更やめられない、微妙な企画名も変えられない、という羽目に陥っているという穿った見方もある。
それはさておき、レギュレーションは、たったふたつ。
① 軽自動車規格を順守すること。(全長:3.40 m 以下、全幅:1.48 m 以下、全高:2.00 m 以下、排気量660 cc 以下)
② 軽トラベースであること。
この二つのレギュレーションを守った車両で行われるレースは、本来の構想では、草レースそのものであった。
しかしながら、参加のハードルが非常に低いこと、参加車両の性能に、基本的には大きな差がなくドライバーの力量によるところが大きいこと、からイベントとして非常に面白く、回を重ねるごとに人気が白熱し、スポンサーも増加している。
レースコースは、遺棄された富士山麓のとある小村の、もとは公道だった道に手を入れて使用。
手を入れる、というのは修復と言うよりも、むしろレースとして面白いように改造することを意味している。
小学校だか中学校の校舎や体育館の使用許可を得て、作業場兼事務所に使用。
なお、タイヤだけは、ガチである。タイヤは、MFG用と同等の特性を持ったものが無償貸与される。データおよび使用済みタイヤはメーカーが回収し、分析され、研究開発のデータとして活用されていた。荒廃したエリアでの多種多様なデータが取れるという意味では、MFGより有益、との小さい声があるそうな。最もコストが高くつくタイヤがメーカーからの提供、しかもスペックは全車ほぼ対等、という点がレースのハードルの低さと面白さに一役買っているといえるだろう。
しかし、基本的に参加車両のスペックがほぼ対等というかドングリの背比べなこのレースにあって、2台だけ、異彩を放つ車がある。誰が呼び出したか不明ながらあっという間に呼称が定着した「社長さん号」、TKMC渾身のデモカーと、それとほぼ同じエンジンを積んだ一台である。
エンジンは、「聞いて驚け(By主催者)」660cc直列6気筒エンジン。
86-S6の1300cc直列6気筒が、まともに見えるほどの変態エンジンである。ストロークは25.4㎜・・・どう見てもネタである・・・、超高回転型のエンジンである。これに、HEVシステムを搭載。このHEVシステムは、TKMCの倉庫に転がっていた由緒正しくない部品であるが、一説によるとNRMアライアンスが世に問うた記念すべき最初のBEVのものではないか、ともいう。高回転エンジンと、その弱点を補うHEVシステムは、「社長さん号」に軽トラとは思えない戦闘力を与えていた。
なお、660cc直列6気筒エンジンは、その部品の多くが、TKMCが誇る金属3D印刷技術で製作されてると言われている。コンロッドなど一部の部品は、二輪車メーカーから譲渡してもらっているという噂もある。
ドライバーは、TKMCカップファンの間で「社長さん」という愛称が定着しつつある、TKMC社長高橋啓介氏自身。MFGの数年間破られなかったコースレコードのレコードホルダーと公表された彼のドライビングテクニックは、円熟の域に達していると評せられ、これまた草レースに近い軽トラレースにふさわしいのか、疑問の声はある。そうでなくても、主催社の社長自らドライブし、出れば必ずポール・トゥ・フィニッシュ。
大人げない態度という批判の声もあったが、ことレースについては妥協も忖度もない彼の態度は、2周ほど回って、むしろ彼らしいと評価されることが増えている。
彼は、走ることをたしなむ社長さんではなく、走ることを極めようとした挙句、無い部品を作るために会社をつくっちゃったエンスー、という評価を得ていたのである。旧車オーナーにとっては、TKMCは天の助けそのものなのだった。
しかし、あまりの強さに、彼と彼が駆る「社長さん号」の組み合わせは、殿堂入り扱いとされ、順位には数えられない。それでも、彼は毎回、多忙にもかかわらずこのレースに出場する。自分が走ることもだが、多数の参加者がわいわいと賑やかにレースを盛り上げるのが、大好きなのだった。
タイヤ代がかからないこともあり参加に必要な費用が自動車レースとしては異様に安いこと(軽トラで自走して参加、自走して帰還・・・壊れていなければ・・・のためトランスポーターが不要であること、壊しても修理代もたかが知れていること、などから個人参加や学校の部活動としての参加も少なくない)、スポンサーが多くついていること(配信番組で、明るいノリと。それとは裏腹な緊迫したレース展開で大人気)から、参加のハードルは低い。TKMCは経費を除いた収益の完全還元を謳っており、賞金額がちょっと驚くくらいに高く、入賞しない場合でもある程度賞金の分配を受けられることが多い。経済的に参加しやすい、ということが参加者を増やす一助になっていることは間違いなかった。一例をあげると、前回、第12回TKMCカップの賞金は以下の通りであった。
《順位賞 カテゴリ1・2それぞれ》
優勝賞金:300万円
2位賞金:100万円
3位賞金:50万円
《特別賞》
がんばったで賞(TKMC運営により数チーム選定):50万円
社長さん賞(TKMC社長により1チーム選定):300万円
ちなみに、海外でも大人気である。特に北米では、何か笑いのツボにでも入ったのか、バカ受けと言ってよいカルトな人気を誇っている。
その人気を支える一因が、北米で農機として使っていた軽トラを逆輸入して参加している大男。きれいに禿げあがった頭、常にサングラスをかけたいかつい顔は、某狙撃者漫画のライバル役に似ているとの声もある。
その体格は伊達ではなく、軽トラがこけても、自力で起こすことができる。これは、 第4回TKMCカップの動画に映りこんでいた、正真正銘の事実。
非力な日本民族としては、なんか不公平感を感じてしまう。
きっと、ローマ帝国を滅ぼした蛮族とは、こんな奴らだったに違いない、と思わせる。
・・・それはさておき、スポンサー収入があるので、賞金は高額化の一途。
TKMCも、部品販売でそれなりに潤っていることもあるが、広告宣伝効果が無茶苦茶大きいので、収益の全額還付方針は変わらない。ために、えらく上手な参加者がいるな・・・と思ったら、食えないMFGレーサーがこっそり参加して賞金稼ぎをしていたり(涙)。
そんなTKMCカップも、今回で13回目。
今回は、大人気のカテゴリ2は開催されない。カテゴリ2は、通常のレースであるカテゴリ1とは異なり、荷台に二重構造の安全ケージを搭載し、その中に人間アクティブサスペンションというか人間バラストというか、を乗せて行われるレースで、サイドカーレース的な、映像映えする、真剣勝負でありながら爆笑企画となっていた。本家本元であるカテゴリ1を食う勢いであり、中にはバラストに専念するために会社をやめた猛者もいるくらいの人気なのである。そのカテゴリ2が今回見送られた理由は、今回のカテゴリ1がエキシビションレースであり、かつ、参加者が、あまりに濃いメンバーだったからであった。
第1の濃ゆいメンバーは、まず、みんなの人気者、「社長さん」こと高橋啓介TKMC社長。これはまあ問題ない。社長さんがレースに出るのが問題ないかと問われると少し悩むが、少なくともさんざん参加しているので今更というものだろう。
第2の濃厚メンバー、サーマン・ジャーマン。先に述べた大男である。
でかい。身長190㎝はありそうな、筋肉質な巨体は、軽トラのシートにはどう見ても大きすぎる。
そんな彼が華麗にドリフトを決める姿は一見の価値がある。
体の大きさは伊達ではなく、横転した軽トラを自ら起こしてレースを継続したこともある。
そして、彼の愛車、彼がMach 4.5と呼んでいる軽トラは、なんとTKMC製直列6気筒エンジンを搭載していた。彼だけ不公平ではないか、と問われた高橋社長は、こう答えたという・・・「しゃーねえだろ、断ると思って吹っ掛けたら、言い値で買いやがったんだから」
そして、第3のメンバー。なんと、覆面をつけている。
登録名は『覆面レーサー』。
運転する車は、Mach 5・・・というか、マッハ号であった。
濃ゆい。濃ゆすぎる。そんなレースが、今始まろうとしていた。
サーマン・ジャーマン - Wikipedia
サーマン・ジャーマン(英語:Thurman German、本名不明、男性、推定1950年代生まれ[要出典])は、
日本の富士山麓で開催される TKマッハコーポレーション(以下「TKMC」)主催の軽トラックレース
「TKMC軽トラックカップ 何人たりともオラの前を走らせねえ!」(以下「TKMCカップ」)
に参戦するレーサーであり、同競技における国際的な人気を持つ象徴的存在[要出典]である。
レース登録名は Thurman German であり、本人がそれ以外の名義を使用した記録は確認されていない。
人物・概要
アメリカ合衆国出身とされ、身長約190cm、体重約110kgの巨体を持つ[要出典]。
TKMCカップ参戦以前はノースカロライナ州で農業に従事していたとされる[1]。
年齢は70歳を超えていると推測されるが[要出典]、
転倒した軽トラックを自力で起こす[2]ほどの怪力と高い運転技術を併せ持つ。
TKMCカップ・カテゴリ1では優勝2回、2位3回、3位4回と安定した成績を残している[3]。
その走りから「現代のメッサーシュミット」という愛称が自然発生し、
本人もこの愛称を気に入っているとされる[要出典]。
ゴルフの腕前は非常に高く、プロ並みと評価する声も複数存在する[要出典]。
経歴
公式な経歴は公開されていないが、以下の情報が伝えられている。
ドイツ系アメリカ人である可能性が高い[要出典]。
若い頃はプロゴルファーを志したが叶わず、一般企業で経理職に就いていた。
CPA(公認会計士)資格を保有していたとされる[4]。
軽トラックとの関わり
アメリカで農機として使用していた軽トラックを逆輸入し、TKMCカップに参戦。
荒廃した富士山麓の旧公道を舞台とする同レースにおいて、
巨体を活かした映像映えする走法で人気を博している[要出典]。
走行スタイル
Mach 4.5
German が所有する軽トラックは、1989年式スバル・サンバーを逆輸入したもので、
本人が “Mach 4.5” と名付けている[5]。
ボディは白に塗装され、赤いラインで「M」、ドアに「4.5」と記される。
参戦当初は農機仕様のままだったが、荷重移動の巧みさで上位に食い込むことがあった。
体重の重さが不利となる場面も多かったが、
第7回TKMCカップより TKMC製 660cc 直列6気筒自然吸気エンジンに換装し、
以降は入賞常連となった。
現在の車両は MFG M(改造)プレートが装着されており、換装に伴うライセンス種別変更が行われたと推測される。
高回転維持のNA走法
直列6気筒エンジンは低速トルクが弱いが、
German は常時高回転域を維持する走法でこれを補っている。
高齢ながら精密なアクセルワークを行い、カテゴリ1・カテゴリ2双方で高い競争力を持つ。
“自力人間バラスト”
カテゴリ2では通常、荷台の安全ケージ内に乗員が入り重心移動を行うが、
German は運転席で自身の体重を左右に移動させることで、
限定的ながら “自力バラスト” を実現している。
右側への傾きが不足するため、運転席を中央に移す改造を検討したことがあるが、
車検に通らず運送車両扱いとなるため参加コストが高騰することから断念したとされる[6]。
人気と評価
SNSでの人気
国内外で「軽トラを自力で起こす男」として話題となり、
SNS上で高い人気を獲得している。
スポンサー拒否
スポンサーからのオファーは多数寄せられているが、German はすべて拒否している。
理由は明らかにされていないが、以下の趣旨の発言をしたとの情報が複数存在する[7]。
「学生が手弁当で参加しているのに、いい歳したオトナがスポンサーつけたらアンフェアだろ?」
本人は公式にはコメントしていないが、
この姿勢が彼の人気と好感度をさらに高めているとされる[要出典]。
ゴルフの逸話
TKMC代表・高橋啓介とラウンドした際、
German のあまりの上手さに啓介がドライバーを破壊したという逸話が残る[要出典]。
「下手な日本のプロよりうまい」と評されることもある[要出典]。
入賞歴
第5回TKMCカップ 6位
第7回TKMCカップ 8位
第7回TKMCカップ 優勝
第8回TKMCカップ 2位
(以下略)
関連人物
高橋啓介(TKMC代表)
直6エンジンの提供者であり、German の技術を高く評価している。
ゴルフ事件の当事者でもある。
鈴木孝
不二高等専門学校軽トラレース部のレギュラーバランサー。
German が唯一カテゴリ2に参戦した際に人間バラスト役を務め、その後も親交がある。
脚注
1^ 第3回TKMCカップインタビューでの本人のコメントより
2^ 第4回TKMCカップにて(動画URL)
3^ TKMC公式HPより。なお、高橋社長に勝ったことは一度もない。
4^ 第5回TKMCカップインタビューでの本人のコメントより
5^ 第4回TKMCカップインタビューでの「Mach 5 とするのは遠慮して、『ラウンドしたら5になる最小数』にした」との本人コメントより
6^ 第10回TKMCカップインタビューでの本人のコメントより
7^ 社長さんブログ(リンク切れ)




