4話 冒険者ギルド長代理 その1
今回は冒険者ギルド
「どーもー。今日もなろう異世界のみんなにインタビューをしていきたいと思います♪普段は聞けない、知らない本音が聞けるかもしれませんね♪」
作者はノリノリでインタビュアーを演じている。のにはもはや限界が近いようだ。
もちろん、依頼先であるスポンサーは秘密である。
セリフの前に名前をつけるのはもはや定例であります。
作「今回は、以前できなかった、冒険者ギルド長にインタビューのつもりでした。しかし、冒険者ギルド長はむさいおっさんマッチョなため、華やかさがないとの理由により、代理として受付嬢の方に来ていただきました」
女「どうも。ギルド長代理です。今日はよろしくお願いします」
作「こちらこそよろしくお願いします。では早速ですが、質問よろしいでしょうか?」
女「はい。機密に触れなければ答えます。なんでもどうぞ」
作「冒険者ギルドってどういった組織なんですか?」
女「なろう異世界では国の権力から独立した勢力として全国へ展開し、冒険者という職業の者の身分を保証していますね。冒険者という労働者を各依頼に応じて派遣して依頼を解決する。いわば人材派遣会社ということになります」
作「どんな異世界ものの小説でも必ずといっていいほど存在していますね。そして、転移者はテンプレで冒険者ギルドに登録することによって身分証を手に入れるわけですね」
女「得体のしれない人間にも関わらず、年齢がクリアできており、登録料さえ支払えれば、誰でも身分を手に入れられます。犯罪歴などをなぜか確認できる魔道具とかもありますね。転移者にとっては都合がいいですね」
作「まさにご都合主義ですね」
女「普通に考えると登録料だけで果たしてたくさんいる冒険者の人員の管理に見合う料金を賄えているかどうかはわかりませんね。他には冒険者ギルドでは登録の際に属性や魔力量を調べる場合もありますね。場合によってはステータス鑑定も行いますね。なぜかみんながいる場所で」
作「なぜかみんながいる場所でw」
女「個人情報をばらしていいんでしょうか。しかも同業者でありライバルである人達の前でばらすとかありえないですね。小説としては転生者、転移者スゲーがやりたいがためかもしれませんが、個人情報を漏洩という点ではアウトですね」
作「冒険者ギルドに関しての説明もテンプレでついてきますね。まぁ、普通に考えて雇用登録するわけですから説明を聞くのは当然ですね」
女「聞かない人間もかなり多いんですよね。登録さえすればいいとかいう考えのない人たち。罰則とかいろいろ注意事項とかあるんですけど。人材派遣なわけですから派遣する人材に関しては信用問題になるんですが、そこのところ問題児ばかりのような気がしますね。ほんとはみっちり研修期間をおいて、テスト運用して、試験に合格してから本登録というのが普通なんですけどね。そういったものがないため問題児ばかりで問題ばかり起こしていて犯罪予備軍となっているのも冒険者ギルドではありますね」
作「誰でも登録できちゃえばそんな風になりますよね。まだランクが高くなって試験とかクリアすればいいんですが」
女「ランクが出てきたのでランクの説明ですが、通常は上から順でAからEもしくはFまでの順で並んでますね」
作「あれ? Sランクは?」
女「あれは例外ランクという意味ですね。そもそも順番的にAから始まっているのにさらに上があるとか意味が分かりません。SSランクとかSSSランクとかもはやなんのことやらです」
作「インパクトをつけるためなんでしょうね。これはゲームとかから出てきたんですかね」
女「私にはわかりませんが、通常に考えれば最高はAランクですね。Sランクが存在するとすれば伝説の人物とかになりますね。つまり比較することすらできないから例外です。何人もなれるようならそれはAランクの範囲に抑えればいいと思われます。もし特別にしたいのであれば特Aとかでもいいのではないでしょうか? おそらく国で1パーティぐらいの範囲になるでしょうが。作品によってはA+ A A- など同ランクで分けているものもありますね。これは妥当だと思います。同じランクでもやはり差はありますからね。上のランクになりたてとその上にもうすぐなれる人たちを比べて同じというのは乱暴な考えではあります」
作「確かに伝説の人物がごろごろといたらおかしいですね」
女「許容できるとしたら特A扱いにしたSランクぐらいじゃないですかね。それでも国に一人とか十年に一人とかそんなレベルの数になりますね。ただそれだけ名声を得ていた場合、果たしてギルドの制御下に入るかどうかはわかりませんね。ギルドを辞めたところで名声に見合うだけの強さを持っているわけですから、いくらでも働き口もあるし、高級な戦利品なども自力で手に入れられます。ギルドに所属しなくても問題ないですし、国に就職する方がありのような気もしますね。ギルドとしてはそうならないために囲い込みをするわけですけどね」
ここが気になる、なろう異世界冒険者ギルド。次も続きます。
まだ続きます