私の記録②
「私はもともと普通の女の子だった。
少しお茶目で泣きっぽくて、いじけたりふざけたりそんなことをするような子供だった。
だけどそれが変わった日があった。
私はね少し遊びたいっていう気持ちがたまにでちゃうことがあったの、そんな時はいつも夜の街を少し見たりしていたの……
キラキラしている街が綺麗だった。
だからね、その日もいつものように外に出て、そのキラキラを眺めてから帰ろうとしていたんだ。
そしたらね、お父さんに見つかっちゃったんだよ出て行くところをね。
そしたらね、すごい怒って連れ戻されたの……
まぁ、当たり前なんだよね。
夜中に自分の子供が一人で出歩いていたら誰でも心配すると思う。
そしてお父さんと約束したんだ。
次外に出るときは二人で出るってね。
これがそもそもダメだったのにね……
でも何も知らなかった私はただ嬉しくて頷いた。
そしてなんだかんだ甘かった私のお父さんは夜に私と遊ぶようになった。
少ない小遣いから出すんだぞーとか言って、私にアイス買ってくれたりもした。
ホントに楽しかった。
ホントはね、私の家って共働きだから親に甘える時間が少しでもほしかったんだよ。
だからお父さんと夜遊べる時間はすごく貴重で楽しい時間だった。
そしてね、その日が来たんだ。
その日はお父さんもお母さんも遅くなる日でね。
お父さんの方が早く家につきそうってメールをくれた。
だから私は嬉しくて迎えに行こうとした。
そして外に出た私はそれを今でも後悔している。
真夜中ってわけじゃないから人は結構いる中でお父さんがつく電車の時間を時刻表を何回も確認した私はその時間に行けるように外にでた。
お父さんからくれぐれも人通りが少ない道を歩かないようにって言われてたから、家から出たらすぐに人の多い通りに走って行った。
それで急ぎ足で私は駅の方向に向かった。
そこでお父さんを見つけた私はその姿を見て駆け足で向かって行って、そこでお父さんが何か言っているのに気がついたの……
その言葉はね、お父さんが死んでからの方が鮮明に聞こえてる、逃げろって……」
ここまで話したところで一度言葉をきる。
それはあの光景を思い出しているからだ。
そして吐きそうになってむせる。
そんな気持ち悪いような私を愛美はただ抱きしめて耳元で囁いてくれる。
「言わなくていいよ、言わなくていいよ……」
何回も繰り返しに……
うん、言わなくてホントはいいのかもしれない。
でもね、言わなかったら私後悔する。
だってこれは私の懺悔だから……
ここまで私を助けてくれた人に聞いてもらいたい言葉だから……
だから私は再度口を開いた。




