どうしたらいいのってきかれたら⑦
更新遅くなって申し訳ありません。
いつも読んでくださるかた、ありがとうございます。
どうか最後までできれば読んでください、お願いします。
それではラストスパートで書いていきます。
「いいですよ、それじゃ……好きにしてくださいよ私を」
「ふ、わかっているじゃないか、じゃ、ついてきなさい」
男は歩き出す。
だから私は携帯の電源をおとすと、心もおとして歩き始めた。
何されるのかな?
ってどうでもいいや。
だってこれは罰なんだから。
だから受けないといけない……
私はそうでないといけないのだから。
※
遅いなー。
乃絵の様子を見ながら私は美佳を待っていたけれどあきらかに遅い。
見に行った方がいいのかな?
とりあえず電話をかけてみよう。
ポケットから取り出した携帯で美佳に電話する。
するとすぐに電波がつながっておりませんなどのアナウンスが流れてくる。
嫌な予感がした。
私はすぐにお兄に電話をかけた。
何コールめかで電話がつながる。
「遅い」
「悪い」
「少し緊急事態だからすぐにきくね、お兄のことが好きだって言った人はどんな人だった?」
「え、そんな人いねーよ」
「ああ、男じゃないよ、女の子の方での話だよ」
「ああ、それなら少しぽっちゃりした体型でメガネをかけてて、あとはってなんかあったのか?」
「うるさい!!」
私は電話を一方的にきる。
その声が大きかったようで人の視線が集まっていた。
だけど私はそんなことを感じるよりも早く走り出していた。
どこに向かったのか?
そう考えてやめる。
こういう時は本能に従うのみだ。
女の感というものを信じるんだ。
それに私は憧れであり友達である美佳を傷つけることは許さない。
そういうやつはメッタ打ちにしてやるんだから……
それに急に離れていった美佳のことも私は許すわけないんだから……
なによ、友達って言われて嬉しそうに美佳はしてたじゃん。
だったらその友達を裏切らないでよ、バカー。
心の中で何回も叫んだところで涙で視界が見えなくなる。
でもつまづいても、私は走る。
ショッピングモールの中?
そんなの関係ないよ、だってそんなのよりも私の友達の方が大切なんだから。
でもどこにいるのよ。
そこで私は美佳の表情をなるべく思い出していた。
なんだか泣きそうになっていた表情や楽しく笑っていた表情。
どれも美佳だなと思うけれどなんだかひどく自分を隠しているようにも見えた。
無理に大人になってそして一人で抱え込む。
そっか、外だ。
美佳なら誰も巻き込みたくないって考えるはずだから、絶対外だ。
そこまで考えた私は一目散に外にでた。




