どうしたらいいのってきかれたら①
そんなわけで土曜日がやってきた。
今日と明日は生徒会も諸事情でないのでゆっくりするというわけではなくてその諸事情をこなすことにする。
服はなるべく可愛いものを選んで着込む。
友達と遊びに行くー。
これってすごいことだよね。
新鮮すぎるよね。
待ち合わせの駅に三〇分も前に到着した私はそわそわと愛美の到着を待っていた。
前段階は飛ばしたけれど、今日は予行練習ということなので友達としていろいろな場所をまわるのが目的だった。
だけど、私はいつもより気合を入れていた。
ほんの少しだけメイクを施していたり、服もいつもよりも肌を見せてこの時期っぽいものを選んでみた。
そんな感じで待っている私の隣にぬっと人影ができる。
「わっ……」
急だったので思わず驚いてしまうとそこには乃絵ちゃんが立っていた。
「むー……」
よく分からずうなっている乃絵ちゃんは可愛いのだけどなんだか怖い。
その威圧感に逃げれないままどうしようかと考えていたら助けがなんとかやってきた。
「あ、はやいねー」
愛美が私に気づいて走ってこちらにやってきたところで乃絵ちゃんの存在に気づいた。
「おはよう」
苦笑いでそう愛美に言うと、愛美もなんだか困ったようなそれでいて怒ったような表情でこちらをみた。
といってもどうしていいかわからないので、どうしようもないけれど……
そう思っていたら乃絵ちゃんが私に抱きついてくる。
「え……」
「私も行きます。買い物に」
そして愛美に向かってそう宣言すると、更にギュッと私を抱きしめた。
そんなことがあった後の電車の中では……
私の右には乃絵ちゃんが、左には愛美が陣取る形で立っており、お互いがお互いを牽制し合っているという状況で、それに板挟みに合っている私はなんというか非常に微妙な気持ちだ。
といってもどうにかなるわけではないので私は耐えることしかしていなかった。
でもどうにかしてほしい。
だって私の煩悩が今にもおかしくなりそうだもん。
そう例えば今から乃絵ちゃんの腰を優しく抱くとする。
それをしたらすぐに今度は愛美を引き寄せる。
そしたらどうだろう、二人の胸が私の胸と以下自主規制になったりするし、そのあとはほどよくほぐれた二人に甘くとろけるキスを……
ってキスってやったことないからわかんないけどでも私の中である同人誌でなら……
そんな危ない妄想を繰り広げていた私と、そんな私と一緒にいる華やかな女性の乃絵ちゃんと愛美は自然と視線をこちらに集める存在になっていた。




