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少しのラブとただのオタクとそんなラブコメ  作者: 美海秋
こうなればいいのにと思っている私がいただけどそうはならない
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男の女②

目を覚ますと幾分か頭の中のぐちゃぐちゃがおさまっていて少し安心する。

だけどこれからどうしよう……

頭の中でぼんやりとそんなことを考える。

もしかしたら私もさっきの人みたいに男になったところを誰かに見られるかもしれない。

そうなったら嫌だ。

だったら変わらなくていいじゃないの?

そうだね。

そのてがあるね。

自分の中で勝手に解釈をした私だったけど、他に方法がないので仕方がない。

とりあえず家に帰ってから色々考えようと決めるともう一度眠りについた。


「美佳、ついたよ」

舞姉の声が耳元で聞こえてハッと目を覚ましたところで今度は舞姉のおでこに頭をぶつける。

「いたーい」

「ふりゃう」

舞姉は痛がり、私はなんだかよくわからないような悲鳴をあげで慌てて離れる。

「そんなに急がなくていいのに……」

おでこを抑えながら舞姉がそんなことをいうので私も何度か頷きながら頭をおさえる。

ううー……

やっちゃったなー。

どうやらまだ車に残っていたのは舞姉と私だけだったみたいで、その後二人でおでこを抑えながら家の中に入るとどうしたのかと乃絵ちゃんに心配された。

ちなみに悠里はその話しを聞いた途端に冷やすものを持ってきて舞姉と私に渡してくれた。

そんなことが起きて四人でソファに腰を下ろしていると黒のノースリーブに下はホットパンツといういでだちの伯母さんが現れた。

「あ、みんなおかえりー」

伯母さんは私たちを見るとそう言うと、冷蔵庫の方に向かう。

私はそれを見てすぐに立ち上がるとあの物置になっていた部屋に向かった。

そして驚愕した。

綺麗になってる。

そこは前日まで物置として使われていた部屋だと言われてもわからないくらい綺麗に片付けられていて、よく見るとホコリを逃がしていたのか窓も全開になっていた。

あ、早く伯母さんにお礼言っとかないと。

それを見た私は今度は、伯母さんの向かった台所の冷蔵庫の方にかけて行った。

「あれー、伯母さんはー?」

だけど戻ってくると伯母さんはどこにもいなくて、未だにソファに座って今日の買ってきた漫画などを読んでいた三人に聞くと、お風呂場の方に視線を向けた。

あー、そっかあの場所片付けてくれたから汗かいちゃったんだね。

でもはやめに感謝伝えたいしとりあえずお風呂場に向かってみようかな。

そう考えた私は実は伯母さんように買った黒の前が結構開いたポロシャツと黒のミニスカートに白のベルトがついた服を持ってお風呂場に向かったのだった。

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