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少しのラブとただのオタクとそんなラブコメ  作者: 美海秋
こうなればいいのにと思っている私がいただけどそうはならない
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男の女①

そしてその男に私は見覚えがあることに気がついた。

だけどどこで出会ったのかは全然わからない。

というよりもあの美少女が男だったことに気が動転しすぎてあまり深く考えることができていなかったのだけど……

私はなんとかその後のろのろと舞姉たちが待つ車のところに辿りついた。

「どうしたの美佳おねえちゃん。なんだか顔色悪いよ」

「な、なんでもないよー。」

私はなんとか平気を装いながらも車に乗り込むとぐったりと背もたれにもたれかかった。

なんというか今日はいろんなことがあったような気がする。

たった一日なのになんでこんなにも疲れているんだろう?

そんなことを考えていながら気づいたら眠っていた。

そして次に目を覚ました時には家の前についていた。

寝すぎてしまったのがいけなかったのか頭がクラクラするのを感じながらも家の中に入った。

だけれど、頭の中では今日の出来事がなんでかぐるぐるとまわってなかなかぬけない。

なんでこんなにも気になるんだろう?

そう頭の中で考えるほどまた意識していることを自分で意識する。

むー……

だからといってあの子が誰かっていうのもわかんないんだし……

はぁー、考えるのやめるしかないのかなー。

よーし切り替えよう。

頭の中の奥の方にそれをもっていった私は今日買ってきた服をだす。

よし、これをみんなに配ってしまうよ。

気合を入れてまず乃絵ちゃんの部屋に向かった。

「お邪魔するねー」

ここの家族はみんな女の子がメインなので基本的に部屋にノックして入らないのが通例なのだけど、今回はそれがあだとなってしまった。

開けた途端に視界に飛び込んできたのは乃絵ちゃんの綺麗な下着姿だった。

たぶん今日買ったものをつけてみたのだと思ったけれど、いつもつけているような白の下着ではなくて、今日買ってきたのはどうやらレースなどがあしらわれた可愛らしいものだった。

可愛い。

そう思ったけれど、本当に急に入ってきたのはミスだった。

「乃絵ちゃんごめんね。」

慌ててその体から目をそらすように後ろを向くと、逆に乃絵ちゃんはこちらに近寄ってくるような気配がする。

「許さいよ、美佳おねえちゃん」

そして耳元で囁くように言われて背筋がぞくってする。

そしてそのまま私は乃絵ちゃんにつられるようにして以下自己規制……

という夢を帰りの車の中で見たんだ。

って夢おちかよ。

あ、でもあの気になる美少女が男に変わったのはほんとだからね。

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