男の女③
正直にいうと伯母さんの服の趣味がわからないので似合うだろうなと選んだものを買ってきた。
そして何故お風呂場に持ってきたのかというのは、伯母さんはよくちょっと抜けているところがあるのでたぶんお風呂場に着替えを持ってきていないだろうとおもったからで、お風呂場に入って周りをみたところ本当に脱衣カゴにさっきまで着ていた服が入っていただけで、お風呂から上がってから着る服が用意されてない。
ふー、どうせだしこの服を着てもらおう。
とりあえず紙袋を床に置くとお風呂場の扉の前に立つ。
「あのー、伯母さん?」
「どうしたのー?」
どうやら聞こえたらしくシャワーの音がとまる。
「あの、部屋の片付けありがとうございます。」
「いいのよー」
伯母さんは私が感謝の言葉を言うのをたぶんわかっていたと思う。
だから私の声にかぶせるようにいいよと言葉が返ってきて少し申し訳なく思う。
私のことは全部自分自身でやりたいと思っていた。
誰にも迷惑をかけたくないと思っていた。
そこまで考えたところで体をギュッと抱きしめる。
いつの間にかお風呂場の扉に体を少し預けていた。
そんなとき私が出て行かずに何も言わないのをたぶん感じた伯母さんはお風呂場の扉を勢いよく開けると、そのまま倒れそうになった私を抱きしめてくれた。
「今日はゆっくり寝なさいね」
そう頭を撫でながら言われて、私はただコクリと頷くことしかできなかった。
その後はみんなのご存知の通り、伯母さんに例の服を着てもらう。
若ーい。
その姿をみた私はそう思った。
子供を四人産んだにも関わらずくびれた腰。
そして大きな胸。
そして普段は着ないような少し大胆な服に顔を赤くして照れている伯母さんはどう見ても私たちと同じ年のようにしか見えなかった。
眼福。
「すごく似合いますよ」
私は素直に思っていたことを言うと、伯母さんはさらに顔を赤くされてはにかんだ。
なんだ、この可愛さはー。
っというかこれで本当に三六歳?
信じられない。
私のお母さんも伯母さんもなんでこんなに若い姿をキープできるのか秘密を是非教えてもらいたいところだった。
というよりも私襲っちゃって大丈夫かな?
いや、これは誘っているんだ……
いいですよねー。
そんなアホなことを考えていると、心配した三人がやってきた。




