美佳の気持ち①
その後は普通に過ごしていて、気づいたら放課後になっていた。
早々と私は帰り仕度を済ませると帰宅に入り、校門の前で乃絵ちゃんが待っていてくれたので、二人で帰ることにする。
「学校どう?」
乃絵ちゃんにそう聞かれて、うーんと少し悩む。
そりゃいいところだった。
先生は可愛いし、美人さんが多いし。
それに自然が多いと匂いと音が違うとつくづく思ってしまった。
匂いは都会なんかと比べて車の排気ガスの匂いが少し漂っているのではなくて、木の匂いが土の匂いがかなりしていて自然って感じがして、車の音じゃなくてセミの鳴き声がうるさいけれど、それを気にせず眠りこけているクラスの男の子がいる。
そんな田舎が、正直に言うと好きになれそうだと思った。
だけど、そんなことをいうのは恥ずかしくて。
「楽しいよ」
それだけを言った。
そう、私は何事にも素直になれないのだ。
だからこそ、お母さんと伯母さんには迷惑をかけているのは本当にわかっていた。
今日にでも伯母さんに謝っておこう。
とりあえず今はそう決めた。
その後は乃絵ちゃんと晩ご飯を作り、終わったところで舞姉がひょこっと顔を出して、悠里が学校から帰ってくる。
そんな四人で晩ご飯を食べ始めたところで、伯母さんが帰ってきてさらに賑やかになる。
楽しい食事っていうのはこういうものなのかな?
ついついそう思ってしまった私は自分の中で笑っていた。
昨日に引き続いて今日は悠里と一緒にお風呂に入ることにする。
「これ、美佳使いなよ」
「うん」
「そこ滑るから気をつけてね」
「うん」
「背中洗おうか?」
「いいよー」
こんな過保護な会話をしてくるのは悠里だけだ。
お姉さんというよりもお母さんみたいな雰囲気を出している悠里は、こっちが恥ずかしくなるほど優しい。
だけれど、時たまに私の胸と自分の胸を見比べて自分の胸に残念がっているのは見ていて可愛い。
ほんとにいじってあげたくなる。
手をワキワキと動かしながら、胸を大きくしてあげようか?
ぐへへへ。
って、消えろ煩悩はじけろ煩悩バニッシュ自主規制。
はい。
今日のお風呂でも私の煩悩は絶好調です。
そんなことを思いながらも夜は更けていった。




