先住民と遭遇
私の部隊は急いで海岸へ向かった。
「ラルク。船を戻してくれ。一度本部へ応援要請をしておいてくれ。」
海岸へ着くとそこには船が一台止まっていた。
「ラルク…」
「隊長。すぐに乗ってください。本部へ応援要請しました。僕たちは撤退しろt」
その瞬間、1発の砲弾が船へ着弾して船が爆発した。
「待て!おい!ちょい!ラルク!私のお金!」
「隊長?…何かいます…」
霧の少し奥には人影が見えた。銃を…?銃がない…
「…お前は誰だ?」
「私達はこの島の探査に来た」
「早く帰って」
「?」
姿を現した女は怯えたような表情で話していた。すると地鳴りと共に少女が泣き始めた。
「鬼が来ちゃ」
その瞬間、背後に現れたのは一体の鬼。鬼は少女の髪を掴んで飲み込んだ。
「全員散らばって逃げろ!」
鬼は逃げる隊員達をバクバク捕まえて食べていた。そのとき、誰かがやって来た。
「私は誇り高き武士。武蔵」
武蔵と言った男は鬼を刀で切り裂いた。何が起きているか分からない。今は逃げないと!
「大丈夫か?旅人よ。」
「…アルペン。状況は?」
「12人中七名死亡。他の仲間とも連絡が取れません。」
今はこの住民のことを聞くのが最善かもしれない…
「ええ。」
「この島は侍ノ島。鬼ヶ島諸島でなくてもよかったな。そっちに降りてたらもう君たちはとっくに死んでいただろうね。」
この侍の話によると、この霧に包まれた島は侍ノ島といい先住民の多くがここにいるらしい。鬼ヶ島諸島には鬼がたくさん住んでおり、危険らしい。そして鬼ヶ島本島には鬼を操る術を使う一族、「鬼人」がいるらしい。そして鬼には高い知能を持ち、それぞれの縄張りを持つ「鬼神」もいるらしい。すると侍はどこかへ歩いていった。
「…?ドッカイッタ」
「隊長、ラルク隊長を発見しました。」
「そうか。…ラルク?大丈夫か?」
「ええええええ!大丈夫です。」
「私たちだけでは調査が難しいな。一度本部へ帰ろう」
私達は本部から来た部下と一緒に宇宙へ旅立った。
惑星ベルポネス
「ソフィア隊、帰還。」
「その姿は何だ?本部での変形は禁止だ。」
あ!忘れてた。地球人の姿に変形してたんだった。数年あの星にいたから慣れちゃってたな。私たちの本当の姿は灰色の肌に真っ黒な瞳。
「司令官、調査命令が出ていた島について報告が」
「そうか。言え」
「あの島には私では対処が出来ない程強い生命体が存在していました。」
「そうか。それで?」
「応援要請をしたんですけど」
「人手不足なんだよねーうちの部署。ごめんねソフィアちゃん。まったく、上は何やってんだか」
今本部へ入って来たのはラビトルス大佐。ちなみに階級は下から雑用、三等兵、二等兵、一等兵、少佐、大佐、上官、司令官、幹部って言うところまで知ってる。隊長は一等兵から少佐が隊長になる。私は少佐だ。
「私が行くよー。」
偉そうにしやがって!司令官より下な癖に調子に乗りやがってええええええ!
「ありがとうございます。」
「デルタの使用を許可する。何としてでもあの島を制圧しろ」
どうしてあの島にこだわるのだろうか。ま、私程度の階級じゃ知らされるわけ無いんだけどねっ!




