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はやとの話はだらだらと続いた。

用事があるというので、そのうち行くのだろうと思っていたが、全く立ち去る気配を見せないので、しびれを切らしただいきが追い払うように帰らせた。

去り際のはやとは、それまで夢中で話していた分の帳尻を合わせるようにすごい速さで荷物をまとめて去っていた。

マフラーを残して。

「むかつくくらい真面目なやつだと思ってたけど、全然違ったな。あいつ、猫かぶってたのか」

だいきが横であきれたようにつぶやいた。

確かに最近優等生ぶりを発揮しているはやとを見てないな。そういうだいきも猫被ってただろ、と口に出さずにつっこむ。

課題が一段落して、僕らは一緒に帰ることにした。


「それ、かばんに入らないのか?」

はやとのマフラーを持ったまま歩いていると、だいきがそう言った。

「うん、家で課題やろうとおもったら荷物増えちゃって」

そんなこと聞いてくれるなんて。もしかして自分が持つっていうのかなって思ったけど、違った。そんなことをしてくれたのは、実家に言ったときくらいだ。

懐かしいな。と思えるようになった自分に少し感動する。

校門を出て、そのままぶらぶら歩いていたのだが、後を付けられているような気配がして、だいきと見ると、目があった。二人でちらりと後ろを振り返ったが、誰もいなかった。

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