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「結構仲良くなれたと思うんだよな。話しかけたら、ちょっとずつ自分の話もしてくれるようになったしさ」

「やっぱ大丈夫だったんじゃん。なんで落ち込んでるの?」

 思いのほか、明るい話がはじまって拍子抜けした。はやとは口元がゆるまないように気を付けているようだった。デレデレとした顔を見たくなくて、早く暗い話に突入するようにうながす。

「それがなんか、そのバイトしてるお店がさ。おじいさんとおばあさんでやってる店なんだけど。店じまいするかって話が出てるらしくて。どうにか続けてほしくて、りくが落ち込んじゃったんだよ」

「りくくんっていうだね。柴犬くん」

「うん」

「柴犬って、赤茶でしっぽが丸まってるやつか?」

 黙って聞いていただいきが、僕の方を向いて聞いた。

 僕が犬獣人だからっていうのもあるだろうけど、体までこっちへ向けている。

「そうだよ」

「いや、柴犬にもいろんな色の子がいるんだって。りくはもうちょっと黒くてゴマみたいな色してんだよ。きっと獣化したら白い眉毛があるんじゃないかなあ。素朴な感じがな、かわいんだなあ、これが」

 僕の短い返事が気に入らなかったみたいだ。はやとのマシンガントークがはじまってしまった。だいきは、お前には聞いてねえよという顔をしたが、今度はつっかからずに放置することにしたようだ。

 話はそのままそれてよく分からなかったけど、二人がいつもの調子に戻って、とりあえず落ち着いたのだった。



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