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勇者さまは無双がしたい(仮)  作者: アイネコ
ダンジョン探索編
33/74

偵察任務

なんとか間に合いました。





 ゴブリンの討伐が始まり、かれこれひと月が経とうとしていた。


 この数週間、一日100体以上の討伐を繰り返している。

 200体の討伐を目標としていたが、やはり120体あたりからゴブリン達が居なくなり、奴らのテリトリーの奥に行くにはリスクが多くて、攻めきれないでいます。


 ですが、毎日100体以上の討伐をしているのもあり、徐々にですが、ゴブリン達の遭遇数が四から六体までに減りました。


 今回の、ゴブリン討伐戦は順調に進んでいるのも、ハンター達の協力が大きいといえます。

 そこで、ドワイトさんと話し合い、ハンターの数を増やすか検討したいたところ、追加のメンバーが来たとあり、パーティーを増やすことと為りました。



 ◇◆◇



 ベースキャンプに、新しく入ったハンターは六人。

 それと、回復薬の調合をする薬師さんと、簡単な鍛冶仕事が出来る方が一人ずつ加わり、本格的な活動拠点となりつつあります。


 リユート村からの報告にると、増員の理由に薬屋と鍛冶屋が開店し、まちに待った鍛冶職人さんが村にやって来たとの事です。

 これでまた一歩、リユート村の発展に貢献できると、マリーさんが喜んでいるとの事でした。



「ふむ、四人パーティーを二つか、考えたもんだな」


 ドワイトさんは、俺が提案したシフト表を眺めて呟いた。


 ゴブリン達が減りはじめた事で、六人パーティーでの活動では、あまり効率的な狩りとはいえないので、職人さんを除く十四人のハンターでシフト表をつくり、ツーパーティーでの活動を提案した。


「ええ、前日に活動した人が二人、休み明けの人が二人とローテーションを組んで、森での活動を二日、その翌日にベースキャンプの警備にまわり、次の日に休む感じでメンバーを回しましょう」

「なるほど、オレとあんちゃんが穴埋め要員になれば、二つのパーティーが組めそうだな」


 俺の説明を聞いたドワイトさんは、シフト表をながめ今後の活動を思案し、納得した様子でした。

 実際のところ、活動するのも連日連夜に及び、どんなブラックだよと思っていたところで、人員が増えたのは本当にありがたい事でした。



 ◇◆◇



 森での活動が、ツーパーティーの八名になったことで、さらに安定した狩りとなり、オークやゴブリンたちが激減し始めました。


 まあ、八人体制で100体どころか200体討伐を達成したという事実が、ゴブリン達を退けたといっても過言でもないと思います。



「ここら辺で一度、偵察して来ようかと思います」

「そうだな。 だいぶ数は減ってるかも知れんが、気をつけてくれよ。 あんちゃんは、ここの要だかんな」


 ゴブリン達と、遭遇することも減って来ているので、ダンジョン前の様子を偵察する事に為りました。


 ゴブリンの討伐を繰り返し、相手の強さを認識してか、ドワイトさんからあっさりと許可が出たことも驚きでしたが、俺の戦い方を間近で見たことも大きいのかも知れない。


「ゴブリン達の数によっては、奴らの排除も視野にいれましょう」

「うむ、ダンジョンの開放を急ぐのも分かるが、くれぐれも無茶はすんなよ」

「はは、奴らのボスは強いですし、無茶はしませんよ」


 次の日の早朝、俺はダンジョン前の奴らの根城に向かった。



 ◇◆◇



 森の中に、日の明かりが差し始めたころ、俺は奴らの本拠地に到着した。


「あ、あれ? マジかぁ……」


 俺は木を登り、枝葉を盾にして奴らの行動を見詰めている。

 着いて早々に、ある程度は気付いてはいたが、明らかにゴブリンの数が減っています。

 いや、減ってるというより、激減したと言っていい程に減っていました。


「ん〜、これってチャンスじゃないのか?」


 ボスは居るとして、ざっと数えたところ、50体いるか居ないかといった数しかいません。


 ドワイトさんからは無茶はするなと言われましたが、このチャンスを逃すのもアレなので、俺は盗賊から殲滅力の高い『魔道士』へと職業を変えます。

 この魔道士は、パーティー戦において、僧侶と魔法使いの切り替えを繰り返しいた時、魔法使いのレベルが20を超えた時に追加された職業です。

 その性能は、攻撃と防御の魔法が使える上に、回復魔法の一部も使えるというものでした。


 最初は『ふ〜ん』という程度でレベル上げを始めたのですが、これがマジで強かった。


 職業ボーナス値

 魔道士 MID+50%INT+50%MP+100%


 という具合で、上げていたステータスに底上げされているのもあり、ぶっ飛んた殲滅力を発揮したのでした。


 防護魔術の『シールド』を纏い、範囲化された『ファイアボール』は、ゴブリンたちを吹き飛ばす威力を発揮し、魔道士になってからは、奴らを寄せ付けづに殲滅が可能と為りました。


 そのお陰か、吹き飛ばされたところを逃さずにパーティーメンバーがとどめを刺し、着実に強くなって行きました。

 以前にも疑問にあがった事も、この時に解消されました。


 この世界の人々も『レベルアップ』をするのか?

 ずっと解消しないままだったので、ほっとした気分でした。

 イノシシを狩ってた頃は、罠や戦略を使い、捕獲を中心にしていたので、戦闘力をはかる機会がなかったので、着実に強くなっているという安心感は否めませんでした。


「よし、いっちょ行ってみますか」


 俺は偵察をやめて、魔道士となり、奴らのアジトに足を踏み入れました。




もう1話書きたかったのですが、薬をのんで睡魔に負けてしまいました。すいません(汗)

次回は、3/20の0時に更新予定です。



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